【院卒4年目に考える】研究室で意識しておきたかったこと

日本で生きる




今回お伝えしたいのは
研究室での研究がアカデミックである必要はない
と言うことです。

世の中の具体的な課題に向けた
より実用化に近い部分にフォーカスしていいし
より出口に近い技術を選んでもいいのです。

研究室に配属されてからの時間は
世界最先端をひたすらに突き詰められる
唯一無二の時間です。

まだ時間が残っているのであれば
参考にしてみていただきたいです。

研究室で意識しておきたかったこと

世界の最先端にいるんだということ

自分が世界の最先端にいるという事実

これは、研究室にいるのであれば
当たり前のことではありますが
やはりもっと意識しておけばよかった
と思います。

自分がやっていることは
世界中のだれ一人もやっていないことなのだ。

そして、それだけに毎日時間を使うことができるんだ。

そういう時間なのだともう少し意識できていたら
勉強をするとか
研究をするとか
そういう形ではなくて
もっと尖ったワクワクすることを選択できていたのではないか
と思うのです。

研究室にいる間は、
別に結果が出なくても
基本的には卒業できます。

社会に出ると
お金になることしか
やらせてもらえません。

研究室と言う時間は
自分の心が躍るテーマを選んで
とことん時間を使える夢の様な時間であることを
強く意識したいです。

身に着けた技術は自分のものになるということ

最先端のことを通じて手に入れた手法や技術は
その人だけのものに成ります。

それの何が凄いかと言えば、
英語が喋れるとか
スポーツができるとか
そういう人との差別化ポイントとは一線を画す
誰にも真似できない能力を
自分のスキルセットに組み込めるということです。

社会人になると
人よりも市場価値を出すことが
本当に難しいことであることに気付きます。

誰もが簡単に挑戦できるもの
取得しやすい資格
勉強しやすい分野にしか
手を出せないからです。

研究室にいる時間があるのであれば、
誰よりも詳しく自分だけが知っている分野を作る気概でいたいです。

研究員はお客様であるということ

例えば実験機器メーカや
試薬メーカなどは
研究室がお得意様になるような企業です。

難しいことやわからないこと
試してみたいものなどあった時には
そういった企業をもっと頼ればよかった
と言うことに気付きました。

何をやって良くて
何をやってはだめなのか。

その判断が付かない場合が多いからです。

基本的に研究室にはそれなりのお金があるので
色んな挑戦は思っているより簡単にできます。

企業と連携したりしながら
もっと幅広い手段で課題解決に取り組めたら
色んな事ができたなーと思います。

最後に

失ってから気づくことがたくさんありますが
研究室での時間を
もっと有効活用したかった
と言うのが最近の後悔です。

あれほど自由に好きなだけ
好きなことをできる空間はなかった。

と、心から思います。

もし大学院に進むことを考えている人
通っている途中だという人は、
自分が将来どんな武器を持っていたら強そうか
それを一度妄想してみてほしいです

それがあるだけで
人生の選択肢が明快に広がります。

有意義な時間を過ごしていただきたいです。

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