【啓蒙活動】日本沈没の感想

日本で生きる




本日遅ればせながら
日本沈没を見終わりました。

非常に楽しく見進めていきました。
感じたことは
いろんな難しい概念を伝えるためには
アニメやドラマを使うのが一番良いんだな
ということです。

ネタバレ注意です

日本沈没の感想

今回のドラマで伝えたかったことは
幾つかあると思います。

一つは環境問題が引き起こす
最悪のシナリオを見せること

一つは政府のいろんな意思決定は
思い付きではなくて
いろんな人の苦悩の上にあること

それから今この瞬間と未来の大切さです。

これらの一言では伝えられない現実を
物語にすることで
複雑なことも大衆に向けてわかりやすく
発信できることを痛感しました。

環境問題について

どれだけ世界がSDGsを掲げようが
企業がそれに向けて活動をしようが
国民の今の生活に対しては
特に面白いことはないので
仕事で携わらない限り
意識することはないと思います。

しかし、
今回は
“地球温暖化起因で
とてつもない大災害幾つも起きた”
というオチなので
最後まで見た人は
少なくとも少しは環境保全大事だな
と思うと思います。

政府意思決定について

日曜九時のドラマですから
巨悪とのぶつかり合いが
見どころになります。
面白いです。

一方で、
前半戦が終わってから始まる後半戦は
もはや敵は国であり環境に成ります。
戦うには大きすぎるものです。

世界に向けて行動するときに
色んな想いの人がいますから
全員を救うことはできないです。

ですから、
政府・リーダは、
最善手をいかに100点に近づけられるかが大事で
それに苦悩していることがわかります。

コロナを経て
ああだこうだと、
国に対して文句を言う人が増えました。
僕もそのうちの一人です。

一見、意味不明な施策も
ちゃんと委員会が立てられて、
みんなが不眠不休の覚悟でやってくれていたんだな
と思ったら、少しは
「ありがとう」
と思えるのではないでしょうか。

くわえて、
最後に、300万人の命を懸けた駆け引きが
一瞬繰り広げられます。

決断は最終的には無慈悲なものにならざるを得ないことが
浮かび上がってきて、
凄く現実的で怖いな。
と思いました。

今この瞬間の大切さ

今に満足していない人が
世の中にはたくさんいると思います。
当たり前になりすぎているので
物足りなさを感じてしまうのです。

この話では
土地、家族、文化、自然
技術、知財、経済
ほぼすべてを日本人が失う可能性を提示されます。

今目の前にある幸せは
どれも当たり前じゃないことを
気付かせてくれます。

この幸せが
未来の幸せを約束してくれているので
人は心配することなく生きていけます。

明るい未来が約束されない時
人はそれに向かって歩くことを
やめてしまうんだな。
そんなことを感じさせられました。

頭が良くて想像力がある
人ならではの悩みです。

 

その一方で
生きていれば何かが繋がっていく
ということも教えてくれました。

 

人に何かをしてもらうときは
未来が明るいことをちゃんと伝えなきゃダメだし、

自分が頑張れない時は
まずは今をつなげるんだ
という意識が必要そうです。

最後に

これだけ複雑なストーリを
仕立て上げる全製作スタッフは
すごいなーと感じるばかりです。

このストーリには
政府関係者の思いが入っているのかは
分かりませんが、
政治や国に関心を持たせる手段は
こういう地道な啓蒙活動だけなのかもな
と考えさせられます。

手間をかければ、
どんなに複雑なことも
伝えられるということを
学ばせていただきました。

どうしても伝えたい思いがある時は
手間を惜しまずに伝えよう。
そう思いました。

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