自称戦略家タイプがやらなければいけないコト

自分を生きる

自称戦略家タイプの人間は
自分のアイデア・思い付きに絶大な自信があるタイプが多い気がします。
それを実現できれば、絶対に良い結果に繋がる。
そう信じて止まないからです。

一方で、アイデアだけならだれでも言える。それなりに情報が入手できるこの世の中では、新しい情報や、有識者や実力者の成功パターンに触れる事ができます。こんな環境であれば、誰だってそれなりにもっともらしい物語が描けるものなので、大した実力や実績が無くても自分は一歩先のことが考えられていると過信してしまいます。

たぶん、その思い付きは正しいです。

正しいけど、正しいことと、できることは違う。
という現実を知らなければいけない。

孔子の、
「敵を知り、己を知れば、百選危うからず」
という言葉に照らし合わせれば、
「正しいけどできない」時点で、敵も己も全然わかっていない
ということではないでしょうか

だからこそ、大事なことは、敵を知り己を知ること。
その上で、自分が納得いく戦略を立てることなのです

自分自身の戒めと行動宣言も兼ねて
自称戦略家タイプが誰もが認める戦略家になるために
やらなければいけないコトを整理しました

自称戦略家タイプがやらなければいけないコト

①仮説と戦略をすみ分けること

これは当たり前にできないといけないことですが、
こうしたらこうなるだろう。
という仮説を立てることが大事です
ただ、仮説と戦略を混ぜてはいけません。

僕が思うに「仮説を立てること」と、
「戦略を立てること」を混同している人間が多い

何を隠そう自分もそうだから。

仮説は、
「〇〇をすると、××になるだろう」
という問いを指し、仮説を検証すれば、××になるかならないかのどちらかがわかります

戦略は、「だろう」ではだめで、
「〇〇をすれば、必然的に××になる」
と言い切れなければいけません

なぜなら、そう言い切れるから
〇〇をやることにリソースを避けるわけだからです
リソースを集中的に避けるから、結果的に戦いを略すことができるのです

②仮説の検証を抜かりなくすること

仮説と戦略は全く別物だと考えれば、
戦略を立てるために、仮説を検証しなければいけないことは自明です

仮説を立てられても、勝てるとは限らないからです

「〇〇をすれば、××になる」
という説をいくつも積み上げて、根拠を収集し
敵と己を知った状態になることが重要なのです

そう考えれば、
「こうすればきっと勝てる」という一個の説をぶら下げて
戦略家ぶることはしないはず

幾つもの説を複合的に考えて
始めて本筋の戦略を立てることができるのです

③確実に実行すること

自分が具体的に動くこと。あるいは、人に動いてもらうことを通じて
確実に作戦を実行し戦いを略して、結果に辿り着かなければいけません

人が動かないレベルの戦略は、
戦い方に無理があるか、仮説どまりで確度が低いかどちらかです

その場合、
戦略家は、自らそれを動かすか、
人が動けるレベルまでその説を磨きあげる必要があります。

戦略家は考えるだけで、実行するのは専門外
なんてことはあり得なくて、
戦略家にこそ、確実で地道な実行力が求められるのです

最後に

人が知りたいことは
「ネットを叩けば手に入る一般的な戦い方」ではなく
「自分が勝っているイメージが湧く具体的な作戦」です

こういう説があるよ。

ではなくて、

「あなたは、こうしなきゃいけない」
くらい、責任を持って発言しなければいけない

かつて、諸子百家は命を懸けて将軍に謁見していました
それほどに人に対して、
こうすれば勝てる。
を進言することはせきにんのあることです

この時代、その言葉の重みが軽すぎる。

 

戦略家として
最終的に同じことを言うかもしれないが
どうせ満を持して外に出すなら
「だろう」という要素が取り除かれた
「確かにそうだ」と言えるものを
責任を持ってアウトプットしたい

とはいえ、
分からないからやらなければいけないこともあります
「まずは、ここからやりましょうよ」
というものもあります。

なぜなら、
自信を持った戦略を打ち上げるために
絶対に必要な検証であることを
自分だけはわかっているから。

だから戦略とは真逆の
「そんなことやっても無駄じゃん」
に戦略家はこだわってしまうのだと思います。

他人から見て、
「無駄じゃん」「やる意味が理解できない」
にこだわりたい戦略家がやるべきことは
頭の中を開示する言語化力、表現力が必要であることが見えてきます

何を隠そう。自分自身がその壁にぶつかっています。
改めて、人に伝える言語化力の大切さを痛感しました

自分が人の役に立てるように
継続的に「言語化力」磨き上げていきたいところです

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