源頼朝から学ぶ政治力について

自分を生きる

コテンラジオが本当に面白い
特に鎌倉武士編は
学ぶべきことが多かったです

皆さんは源頼朝
どんなイメージがありますか?

僕のイメージは
復習に燃えて平家を打ち取った人
実の弟を気に入らずに倒す無慈悲な人

それくらいのイメージでした

しかし、
コテンラジオを通じて学んだあと
そんな断片的な情報で語っていい人ではなかったことに気付かされます

彼がやったことは
平安時代までの古代日本をぶち壊し
武士が支配する中世の世を切り拓いたこと

一度は何もかもを失った男が
そこまで上り詰めるのは
普通のことではありません

僕が思うに彼が持ち合わせていたのは
圧倒的な政治力だと思うのです

政治力とは3C分析である

3C分析とは

3C分析とは
company、customer、competitor、
の頭文字をとって3Cです

敵を知って己を知れば
百戦危うからず
といいますが
まさにそういうことです

自分の身の丈をわきまえて
相手のことをリスペクトし
その上で勝ち筋を探す

戦いに勝つならその要素でいいが
政治や、商売など
その後に集まるフォロワーの影響を考えるのであれば
3つ目のC:customerについてしっかり知ることが重要になります

日本的に言うなら三方よしです
自分も相手もそして世間体も良い
そんなしたたかな戦略を立てることが
政治力だと言えます

政治力という文脈での3C分析

C: Company

己を知ること
身の丈をわきまえること
と、僕は定義しています

自分の身の丈に合っていないコトは
どれだけ崇高な目標であっても
到底到達できるものではないです

だからこそ、
身の丈に合った一歩目が必要だと思います

今の自分ならどんな一歩が踏み出せるのか
今の自分だからこそやらなければいけないことは何か
それを理解することが大事です

C: Customer

エモくあること
情緒的に必然性が語れること
と、僕は定義しました

人はストーリー理解しかできません

ストーリー理解とは
例えば商品が安い高いとかいう認識においても
比べるものや、自分のお財布状況など
背景や周辺情報があって
始めて理解解釈できると思います

人は実は点での理解はできず、
一番自分が納得できる理由を見つけて
自分を落ち着かせる生き物だと言えます

その理解の過程を
ストーリー理解というのです

それを踏まえると
どのように説得力のあるストーリーを語るかが大事だと言えます

もっと言えば
相手が魅力的だと感じるストーリーの中で
自分が伝えたいことを理解してもらうことが大事なのです

だからこそエモくなくてはいけない
エモければ、聞き手は勝手に背景を思い浮かべて共感してくれます

感情を動かすほどの腹落ち感があれば
人はそれを疑うことはしません

C: Competitor

利害関係が語れるということ
だと自分は解釈しました

競合がどんな形で価値を提供しているのか
同じパイをそれで取りあっていれば
競い合うしかありませんが、
良くよく理解して戦い合わずに済むのであれば
それに越したことはありません

自分たちがどのような形で
どんな価値を提供できれば
差別化ができるのか

必ずしも戦う必要はなく
むしろパートナーとして
一緒にやれないのか
そこまで考えられるといいのではないかと思います

3C分析を踏まえてどうするか

これらを整理できると
自分が動かしたい山の動かし方が見えてきます

その時に、政治力がない人は
自力だけで動かそうとします

ビジネスセンスがある人は
顧客やフォロワーを従えて
山を動かします

政治力のある人は
競合と肩を並べて
山を動かします

政治力という
普段聞かない、普段使わない力を
あえて意識して見ると
世界が違って見える気がします

最後に

源頼朝は
源氏という高貴な血筋を武器に
縁もゆかりもない坂東武者を従え
天皇家を利用して天下を取りました

血筋があったというのが
偉人たる所以かもしれませんが
見方を変えれば
何か戦う武器が一つでもあれば
戦えるということだとも言えます

目標を大きく設定しすぎて諦めることはもったいないし
目標を過小評価して一足飛ばしにするのは
それはそれで危険です

ドンと構えて
目標達成に向けて
力強い一歩が踏み出したいところです

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