【今こそ本気を見せる時】未然防止に努める

未然防止とは
起きる前に防ぐこと
を言います

“未然”すなわち
“まだそうではない”状態のうちに
防ぐことです

“まだそうではない”
と言えるうちに
たくさん失敗しても
良いということです。

今がその時
と宣言する瞬間まで
しっかりと準備を進めていく

その意気込みであり心構えが
”未然防止”なのです

未然防止と再発防止

ある問題が起きないようにするために
対処することを“防止”と言います

一度起きた問題を
二度と繰り返さないこととを
“再発防止”

一度も起こさないことを
“未然防止”と言います

世の中のほとんどが再発防止

ここで非常に違和感があるのが
未然防止なんてありえるのか?
ということなのです。

例えば
事故の未然防止という
言葉があったとします。

そういったものには必ず、
類似の事故が世の中に
溢れるほどにあるはずです。

つまり、
もはや未然ではなく
再発防止が正しいのではと思うのです。

ただし、未然防止という言葉が
この世にはあります。

言葉が存在するということは
実態も存在するということです。

未然防止は何を指すのでしょうか

未然防止とは

冒頭にも書きましたが
未然防止とは
“まだそうではない”という状態のうちに
防ぐことを言います。

“未然”
“未だ然るべき時ではない”
と書いて”未然”です。

もはや屁理屈ですが、
自分ルールの中で“未然”であればいいのです。

たくさん失敗しては

『今はいいんです!』
『今のなし!』

が存在して初めて
然るべき時を迎えるのです

これが何を意味するのかといえば
全く特別なことではなく

“あるもの”が”ある条件”で起こる問題を
絶対に発生させない。
そういった当事者の意気込みのことを
“未然防止”と言う
ということです

“未然”であるうちにたくさん失敗して
然るべき時になったとしても
必ず問題を起こさせない

と言う覚悟が込められているのです。

未然防止という意気込み

未然防止というのは
本番でミスらないための
準備だということです。

受験本番で点数を取るための対策や

お客さんの前で
失敗しないために繰り返す予行演習や

世に出た時にユーザーに迷惑をかけないように
徹底する品質チェックがその取り組みです。

試行錯誤を繰り返し、
失敗をしてはそのミスの対策をして
その失敗の目を潰していくわけです。

この繰り返しが
未然防止につながっていくわけですが
これを繰り返していても
それはあくまで”再発防止”なのです

そうなると、
多くの取り組みが
再発防止に過ぎないと言えるかもしれません

再発防止と未然防止の大きな違いは
守備範囲にあります。

未然防止の場合
同じ原因からのミスだけでなくて
全ての可能性を網羅しておかなければいけないのです。

最後に

再発防止と未然防止は
取り組む内容は同じかもしれませんが
取り組む深さが違ってきます。

振り返れば
努力してきた多くのことが
ただの再発防止ですらなかったな
と思い返されます。

1つ問題が起これば応急処置

これを繰り返すばかりでは、
血は止まるが
擦り傷だらけになってしまう

そんな勉強や練習を
してきたように感じます。

再発防止ですらなかった
そんなことばかりだったなと
反省してしまいます

そんな自分が
企業で、ものづくりに携わり
世に不良品を絶対流さない問いう
本気の活動に触れることができました。

“未然に防ぐ”
つまり本番ではミスらないということ
この難易度の高さと
取り組みの深さを経験することで
すべての挑戦がより核心的になります。

一度自分の勉強スタイルなどを切り取ってみて
どのようなモチベーションだったか
向き合ってみることをお勧めします。

どんなテストでも9割を目指していた勉強は
未然防止に近い覚悟を宿しますし

宿題に追われていただけなのであれば
ただの応急処置、
その場しのぎだったと言えるかもしれません。

“未然防止”の覚悟で取り組む本気の活動を
ぜひとも経験したいところです。

コメント

  1. […] とにかく大事な場面でのミスを しっかり防ぐ必要があります。 いわゆる、未然防止です。 […]

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