【慣性の法則】大きなチームが与える影響とは

自分を生きる




大きな組織はイナーシャが大きい。

これは物理法則に従う
当たり前の現象のように
表現できます。

大きくなったということは
イナーシャが大きいということ。

周りへの影響も考えなければ
いけなくなります。

慣性の法則とは

慣性は英語表記でinertia:イナーシャ
と書きます。

車は急には止まれないのは、
そこには慣性の法則が働くからです。

慣性の法則を
ざっくり説明すると、
重いものを転がすときに
転がし始めるのは大変ですが、
一度転がりはじめると
今度は止めるのが大変になります。

この現象がまさに慣性の法則なのです。

イナーシャ:Jは
質量Mと半径Dを用いて
J=M×D^2
で表されます。

すなわち、
重ければ重いほど、
大きければ大きいほど
そのイナーシャは大きくなるのです。

大きなチームとは

イナーシャの式
J=M×D^2
に則れば、
そのチーム自体が重ければ重いほど、
そして巻き込む範囲が大きいほど
そのイナーシャは大きいと表現できそうです。

すなわち、
チームのメンバーが多いとき、
それから、
関係部署や仕入れ先も含めて
多くの組織を巻き込んでいる時
そのイナーシャは大きくなるのです。

式をよく見ると
D^2の成分があり、
巻き込む範囲を表す成分の寄与度が
大きいことがわかります。

それはすなわち、
自分自身が重いことよりも
どれだけ周りを巻き込んでいるかが
影響力に大きく効くのだ
ということを表しています。

大きなチームが与える影響とは

簡単には止まれないということ

転がり始めた球を止めるためには
エネルギーが必要です。

一度、
お金や時間をかけて動かし始めたプロジェクトは
簡単にやめますとは言えません。

一人だけの話なら簡単です。
自分が辞めればいいのですから。

安いお菓子を落としたら、
すぐにあきらめがつきますが、
何時間もかけて並んだスイーツを
道に落としたら
しばらく身動きが取れないとか
そういうこともあると思います。

自分が投資した分だけ、
その重さはイナーシャになって
帰ってくるのです

たくさんの人を巻き込むということ

自動車産業に100年に一度の変革期が来た
と、豊田章男社長も言います。

自動車にかかわる仕事をする人は
550万人いる。
この550万人の仲間と
その変革期を乗り越える。

そんなスピーチをしていました。

これは、
自動車産業がいかにイナーシャの大きな産業かを
物語っていると言えます。

すなわち、
自動車産業が潰えれば、
それに付随して550万人が被害を被るということです

巻き込んだら最後、
それは、もはやあなただけのものでは
なくなるということです。

そこまで大きくないにしても、
周りを巻き込むということは
一人でやるときよりも
何倍も大きな影響を受けるのだ
というのは納得いただけると思います

最後に

物理法則というのは
普遍の原理ですから、
解釈を変えればなんにでも適応できることが
想像できました。

おもしろいです。

恐らく物理法則って、
例えたら何にでも当てはめることが
できるんだと思います。

 

こうやって考えていくと、
自分で整理つかない大事に巻き込まれた時も
しょうがないことだと
整理つけることができます。

物理学って偉大です。

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