【小説から学ぶ】人生を好転させるたった2つのこと

本と生きる

人生を好転させるとは
自力だろうが他力だろうがなんでもよく
最終的にきっかけをものにすることであり

言い換えれば
チャンスを掴むということが好転するということなのです

それを踏まえると
人生を好転させたい人
すなわち
チャンスを掴みたい人が意識するべきことは

・目標に向かって真剣に取り組む事
・きっかけを見つけるために行動を起こす事

この2点であると言えるのです

はじめに

【紹介する本】チョコレートコスモス@恩田陸


チョコレートコスモス (角川文庫) [ 恩田 陸 ]

チョコレートコスモスは

何か一つ大事なピースが見つからず
くすぶっていた人たちの人生が
“出会い”をきっかけに噛み合い
気持ちの良いぐらいに加速していく

そんな一幕を書き起こした小説です

この小説を読んで、
人生を好転させることは
そんなに複雑なことではないのだな
と感じました。

人生が好転するとは

人生は走り出したら止まらない
坂道を転がるようなボールだ
と、捉えることができるかもしれません。

非常に良好に転がる
舗装された道を走ることもあれば

今にも止まってしまいそうな
悪路を走ることもあると思います。

好転という言葉は
“転がり良好である”と読めます。

スムーズによく転がっている
もしくは
方向転換して理想的な方に方向を変えたのだ
とも言えるかもしれません。

“人生を好転させたい”

そんな時に大事なのは
自力と他力だと言えます。

つまりは
自分で転がろうとするのか
他から助力を借りるのかということです。

自力だろうが他力だろうがなんでもよく
最終的にきっかけをものにすることが大事なのです。

チャンスを掴むということが好転するということなのです

それを踏まえると
人生を好転させたい人
すなわちチャンスを掴みたい人が意識するべきことは

目標に向かって真剣に取り組む事
きっかけを見つけるために行動を起こす事

この2点であると言えるのです

人生を好転させるたった2つの事

目標に向かって真剣に取り組む事

これは、
いわゆる”弾込め”とも言えるのかもしれません

“弾込めをする”とは
引き金を引いて玉を打つ準備をしておくという事です

すなわち、
いつでも事を起こせるように
準備をしておくという事です。

目標に向かって真剣に取り組むという事は、
その行動が正解だろうが不正解だろうが
経験値という名の報酬が確実に自分のものになって
帰ってくるという事を意味しています。

一度やった事があるもの
挑戦しようとして挫折したもの
考えたけど行動できなかったもの

真剣に取り組んでいく中で
結果は様々だと思いますが、
確実に自分の頭の中で真剣に考えたのだ
という事実は一生消えないのです。

この経験がまさにチャンスに対する感度となって
人生を後押しするのです

きっかけを見つけるために行動を起こす事

最後はどれだけ多くのきっかけに気付けるか

そして、それを実際に掴めるかどうかが大事です。

そのきっかけやチャンスへの遭遇確率を増やすのが
まさに行動することだと言えます。

それはイレギュラーとの出会いでもあります。
自分の人生に足りなかったものに出会うことが
きっかけだと言えるのです。

人生の好転劇を読む

恩田陸のチョコレートコスモスは
上述したようにまさに
人生の好転劇を描いた小説だと言えるかもしれません。

大きな不遇に見舞われて
苦悩の先に転機を見出し
大逆転をかますような
そんなスカッと爽快な話ではありません。

努力を積み重ねてきた
多くの登場人物が絡み合います。

まさにそれぞれの人々が
それぞれにとって足りなかった1ピースになり
止まっていた手が動きだすのです。

もちろんフィクションですし、
舞台が”演劇”であり
登場人物が”役者”ですから
なかなか現実味はないかと思いきや

悩みそのものは
人間が抱えるそれと同じなので、
大きな共感を生みます。

共感ポイント1

脚本担当として
素人ながら数10本の脚本を
未完ではあるものの作っていた
巽という大学生

現実なら石原さとみのような
スターという名をほしいままにするが
役者としての殻を抜け出せない
響子という女優

もともとサラリーマンをしながら
脚本を書いていたが
脚本一本で食えるようになり
そこそこに名を残すようになったが
まさに行き詰まりを感じている最中で
生み出せない苦しみを抱いている脚本家の神谷

巽であれば、
まさに学生の2年間を演劇に没頭しており
その最中脚本作りにも勤しんでいるし

神谷であれば
着実に執筆を続け
生業として脚本家をしているし

響子に至っては
役者一家に生まれ子役から
頭角を現していた花のある女優です

 

それぞれが、
まさに今を真剣に生きています

それゆえに、

挫折という壁にぶつかっている

そんな姿が、実に生々しく描かれ
その瞬間を切り取っているので
さらに共感を生みます。

共感ポイント2

話の起点となるのが
要人物である天才少女飛鳥との出会いです。

これをきっかけに
それぞれが積み上げてきたものが
絶妙に絡み合い、
全てが好転していき
ついには物語が加速します。

この小説の面白いところは
共感しづらそうな”天才” 飛鳥 にとっても
出会いが大きな役割を果たしているということです。

ただ天才の存在に感化された話ではなく
天才の飛鳥もまた、
彼らとの出会いに刺激を得るのです

登場人物が積み上げてきた努力なければ
物語は動き出さなかっただろうし、
それぞれとの出会いがなければ
この展開は起こらなかったことを思うと

ひたむきに努力を続けること、
そして、きっかけは自分で掴みに行くこと
この大事さがひしひしと伝わって来るのです。

最後に

この小説と僕の出会いも偶然で
友達のお父さんに勧めてもらったことに
端を発します。

この小説のおかげで
人生を好転させるために
必要なことを再確認でいました。

また、”演劇”への興味も引き立てられました。

新たに興味が湧くということは
それこそ、新しい刺激を得るための
きっかけになっているわけです。

人との出会いが出会いを呼び、
1つの趣味が新しい本当の出会いを呼び
本の内容が新しい趣味の開拓に
寄与するかもしれないわけです。

次の行動が
どうつながっていくのかは
全く未知数ですが、
行動の先にしか新しい出会いはありません。

自分の牙は磨きつつ、
人からの刺激も大切にしていきたいです

コメント

  1. […] →人生を好転させるきっかけの話 […]

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