【経営戦略全史】経営学を学ぶならこの一冊

本と生きる

【紹介する本】経営戦略全史@三谷宏治


経営戦略全史  [ 三谷 宏治 ]

この本の魅力

“はじめに”
という前書きで書かれている
“この本の構成と使いかた”
という項目で述べられているように
教科書的に
辞書的に
百科事典的に
物語的に
という4つの読み方で
読み進めることができます

教科書的に使える




 

経営学といえば
フレームワークです。

体系的に経営ノウハウをまとめ上げ
誰もが使える形にすることが
目的です。

経営学が目指すべき至高の領域は
この条件さえ満たしていれば
誰でも確実に成功できる
という万能薬を提供することです。

多くの経営者や経営学者が
どのような考えで、
経営を成功させてきたのか
それを背景含めて教えてくれる
教科書的な存在です。

辞書的に使える

経営学の起源は100年以上も前です。
そして学者だけでなくて
数々の企業が切磋琢磨してきた歴史そのものが
経営学史そのものだと言えます

そう考えると
とてつもないノウハウが
存在していることになります。

いろんな背景の企業があってビジネスがあります

自分にふさわしい
戦略を学ぶためには
字引きのように使える
バイブルが必要であり
それがまさにこの本だと言えます

物語的に使える

1つの読み物としても非常に有意義です

この100年間で登場した
偉大な経営学者や経営者を
登場させて、
活躍した時代の異なる者同士を対談させるような形で
本書は進んでいきます。

固めの読み物では知りえない
パーソナリティの部分も見えるように
書かれているので面白いです。

百科事典的に使える

部分的に眺めるだけでも十分に楽しめる。

引用元もわかりやすく明記されており
ここを起点にして勉強も進めることができます

経営戦略史に絡んだ様々な人物や
その人びとの考え方など
大量な情報を、
時系列順に
上手にまとめられています

眺めるだけでも
楽しい一冊になっています。

最後に

僕は経営学に明るくないので
今回物語的に
そして百科事典的に
読み進めていました。

どうやって経営戦略論が生まれて
何が課題になり
どうやって進化してきたのか。

そういう時代の流れに乗っかりながら
関心のある事柄を調べながら
読み進めることができました。

他の本で知識を強化したり
実務でビジネス視点を使ったりする境遇になれば
この考え方は正しいのかどうか立ち返る
辞書的かつ教科書的な使いかたができそうです。

上級者の方については
どのような形になるのかわかりませんが
初心者〜中級者にとっては
とことん役にたつ
一家に一冊あると良いな
なんて思うほど有用な一冊でした。

あなたも興味があれば
手に取ってみても良いと思います。

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