【着眼点を変える考え方】安心と安全の違いとは

自分を生きる




今回お伝えしたいのは
似たような言葉でも
ニュアンスが違えば
見える世界も変わるということです。

何かに行き詰っている際は
ニュアンスの違う別の言葉に置き換えてみるのも
一つのうち手になります。

安心と安全の違いとは

安心・安全
とセットで使われることが多い言葉です

しかしその意味は違います。

“安心”は心の話で個人差があり
“安全”は”リスク”という定量的な話に持ち込めるので
工学的な概念になります。

これらの対義語を見てみると
容易にご理解いただけると思います

安心とは

安心の対義語は不安です
心の平穏が保たれていない状態を不安と言います

その反対なので、
気がかりなことがなく心穏やかな状態が
安心な状態だと言えます。

安全とは

安全の対義語は
危険です。

文字通り心身問わず危ない状態を危険と言い
危険がない状態を安全と言うのです。

安心・安全から見方を変える

安心で安全

リスクもなく不安もない状態が
安心で安全な状態です

このような状態であれば
何も気に留めることなく
自分のやりたいことに注力できます。

家や学校会社
大きく見れば国など
安心安全でなければいけないものです

人の幸せは
安心安全のもとに保証されます。

安全だが不安

リスクはないが不安を感じるものがあります。
ジェットコースタや
スカイダイビングなどのレジャーや

車の運転や飛行機の運転

コロナ対策をしての外出もそうです。

統計学的に
科学的に安全であることを保障しているものの
アクシデントと隣り合わせのものは
不安を感じます。
安全は絶対的に確保しなければいけませんが
不安であるという意識がある方が
より安全寄りの行動を引き出すことができます

安心だが危険

その危険が
生死にかかわらない
些細なリスクであれば
人は安心感を得ます

罰ゲームが用意されている
賭け事などが特にそうです。

最悪のリスクが想定できていて
それが許容できる。
ないしは、
安心材料が多いとき
人はリスクを取ることができるます

危険で不安

紛争地帯などで
どこにいても死と隣り合わせ

そんな状態だと
危険なので不安を感じます。

この状態は
幸せとはかけ離れた場所にあります。

幸せを確保するためには
リスクを排除し
安心してもらえる環境が必要になるのです。

最後に

いかがでしたでしょうか。
当たり前のことではありますが、
真意に着目すると、
見え方が変わります。

また、
具体的に達成したいのは
どちらのニュアンスで、
それを達成するためには
どんなアクションを取らなければいけないのか
見方を変えると、
その具体策まで見えてきます。

 

危険を除去し
なるべく安全なものを提供するのが
エンジニアの仕事です。

不安を除去し
なるべく安心できる環境を作るのが
リーダや政治家など
ルールや仕組みを作れる立場の人の仕事です。

 

なるべくリスクを下げたいのであれば
危険を煽ることは効果的です。
そういう意味で
不安を煽るのも政策の一つなのかもしれません

逆に安心感だけを助長させるのは
一種の詐欺です。

プラシーボ効果とかもあるので
何もプラスに働かないとは
言い切れませんが
安心は安全の先に無くてはいけません。

 

もしあなたが
何か腑に落ちないものと向き合っているのであれば
一度近い言葉と置き換えてみてはどうでしょうか。

正しく言葉を定義できれば
間違えることなく進むことができます。

 

手詰まりの時
または
アイデアを広げた時にも効果的です。

是非ともトライしてみてください。

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