【百聞よりも一見よりもメカニズム】メカニズムで考えるとは

自分を生きる




  

“AだからBだ”
というのは簡単です

 

だからこそ、
“百聞は一見にしかず”
という言葉があるのです

 

何よりも自分で確認したものを
「実際に見たから間違いない」
「実際に確認したから大丈夫だ」

そうやって
自分の目で確認するというのが
最終手段になり得るのです

 

しかし、
それでも”安心できない”
ということもあり得ます。

全てをメカニズムで考える
という癖をつけることで
より確度の高い判断を下せるようになります

メカニズムで考えるとは

背景を意識すること

例えば目の間で暴力を振るっている大人がいた時に
その人が現行犯で逮捕されたとします。

実際に、
目で見たことは事実なので
その人が過ちを犯したことには変わりないです

しかし、
もしその人が
誰かを守るためにそうしたとかであれば
正当防衛と判断されることもあるだろうし
誰かに唆された故の行動であれば
一番悪い奴は他にいることになります。

目でみたことや
実際に確認したことを信じるのは
間違いではないですが
その事実が正しいか正しくないかは
別の話になってくるのです。

なんでそうなのか納得しておくこと

例えば売れ行きの良くないパン屋が
いつもより三十分焼き上がりが遅くなった時に
たまたま客足が多かった事実があったとします

それに味をしめて
次の日からもその時間に焼きあがるように
時間を調整したところ
うまくいってしまいました。
儲けが大きくなって
次の店舗を出すことに決めて
その店舗でもゴールデンタイムに合わせて
焼き上げ時間を調節してみたが
そこでは全く効果を発揮しなかった

よくよく考えてみると
前の店舗で売れたのは
ちょうど朝ごはんを食べずに出社する
サラリーマンの通勤時間にミートしたからだった
というのが真因で
時間そのものには、
何の意味もなかったということです。

ここから言えるのは
事実を全部信じるのではなくて、
“なぜこうなっているのか”
そこに目を向けるべきだということです

一見あたりまえの話ですが、
複雑な命題になると
途端に事実に目を奪われてしまうので
要注意です。

説得力が増すこと

メカニズムで物事を捉えると
それを選んだ理由も一緒に
ご案内できます。

「なぜそうなったの?」

の答えが明確であればあるほど
伝えたいことがちゃんと伝わります。

「確かにそれなら安全だ」
「確かにこれなら損はなさそうだ。」

そうやって腑に落ちた時に
人は次の行動に移る踏ん切りがつきます。

最後に

“エビデンスは?”
とよく言われます。

「あなたがこれでいいと言う根拠は何ですか?」
という意味です。

これは、
説明相手が厳しければ厳しいほど
より鋭い観点で
深いところまで掘り起こされます。

逆に言えば
深く鋭く考察してあれば
どんな相手に対しても納得感を引き出すことができる
ということです。

 

ぜひ今一度
自分の拠り所にしているものが
メカニズムまで理解できているかどうか
振り返ってみてください。

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