【年齢不問】偉人から学ぶ自分にあった考え方

本と生きる




全ての偉人に
みんな同じようなバックグラウンドがある訳ではない。

だからこそ、
今を生きる誰にだって
マネできるロールモデルがいるはずで
知り得た偉業に共感さえできれば
誰だって、”自分も頑張ってみよう”と思える。

そんなことを
この本から学びました。

 

今回紹介する本は
小学校の先生として
子供たちに大事な考え方を
偉人伝を通して伝えてきた
というバックグラウンドを持つ
平光雄氏によって書かれました。

子供に伝えたい
14人の偉人伝が記された本書は
もちろん大人にも刺さります。

本書の魅力

【紹介する本】
子供たちが目を輝かせて聞く
偉人の話@平光雄

子どもたちが目を輝かせて聞く偉人の話 [ 平光雄 ]

著者は
・できるだけ両極端な偉人を伝えること
・海外の偉業に対しては、日本の類似例を示すこと
この二点を意識したと言います。

ですので、
“この人は合わない”
と思った時に、
“この考え方は共感できる”
と思えるロールモデルに出会えるし

“外人だからすごいんだろ?”
と思った時に
日本版の偉人を並べて伝えることで
日本人もできるなら、、
という気づきを得ることができます。

自分なんて、、、
と思う価値観に寄り添う
非常に優しい内容になっています。

偉人伝から学ぶ価値観

自分なりの頑張り方がある

大航海時代を開拓した
コロンブスと
世界的な昆虫学者の
ファーブルが並べて紹介されます。

コロンブスは、
世界の常識を顧みず
未知に挑むような
破天荒な勇気の持ち主で

ファーブルは
人から何と言われようと
虫だけに注目し
生涯を捧げる生き方をしています。

 

キラキラ輝く
いわゆる”陽キャラ”のコロンブス

地面に這って虫を観察し続ける
いわゆる”陰キャラ”のファーブル

 

この対照的な生き方が
「別に頑張り方は何でもいい
好きなものを好きだと言って頑張ることも
困難に立ち向かっていくことも
どちらも勇気や努力が必要なのだ」
と言うことを伝えてくれます。

このエピソードから
生き方は自由で
頑張り方も人それぞれだ。
と言うことがわかります。

本書では
コロンブスの日本版として
坂本龍馬が

ファーブルの日本人版として
南方熊楠が記載されています
要チェックです。

モチベーションの在りかはどこでもいい

皆さんが頑張れる原動力は
どこにあるでしょうか

自分自身の情熱にある人もいれば
仲間や家族、
大切な人からの期待などに
ある人もいるのではないでしょうか。

“自分自身の情熱で突き進んだ人”の例として
トロイの木馬で有名なトロイという都を
発掘するきっかけを与えたシュリーマンという学者と
日本地図を描いた伊能忠敬が紹介されます。

シュリーマンは
当時幻だと言われていたトロイは絶対にある
という情熱に突き動かされ、
生涯を遺跡発掘に費やした男です

伊能忠敬は
天文学を極めるための研究をすることが
当時の一番の目標であったけれど
天文学には予算が下りないので
日本全国を計量し地図に仕立てる
という仕事を通して、
その過程で天文学上の目的を
達成させた逸話があります。

何としてもやりきる
という強い思いが
強いモチベーションになる例です

 

そして、
仲間や人の為にと言うモチベーションで
突き動かされた人の例として
ガンジーと田中正造があげられます

ガンジーは植民地支配から解放するために
非暴力という信念を貫き
自らの生きざまで解放への糸口を作りました

田中正造は
日本で初めて
公害問題解決に取り組んだ公人です。
自分の生活を顧みず
巨悪と戦ったと言います。

モチベーションのありかはどこでもいい

ただ信念を持つことが重要だ
と言うことを痛感します。

最後に

他にも、
不足、不遇に屈しない強い心を
ヘレンケラーや塙保己一を通して
紹介しています

失敗しても諦めない大切さを
エジソンと本田宗一郎を通じて
伝えています。

上達したいなら極端にやらなければいけない
ということを
ピカソや葛飾北斎を通して伝えます

ちなみに、
ピカソが世界で一番作品を世に残した
アーティストとしてギネスブックに載っている
と言うことは知りませんでした。

 

頑張ることって難しいです。

 

ですが、
この長い人類史上で
名前を残している人々は
それなりに何か”すごいこと”をやっており
これだけたくさんの偉人がいれば
自分の琴線に触れる頑張りを見せている人も
必ずいるのはずなのです

タイトルの通り
子供にも優しい内容でありながら
リアルな想像力がある大人にとっては
耳が痛くなるような話も多いです。

子供も大人も楽しめると思います。
是非読んでみては?

コメント

タイトルとURLをコピーしました