上手いか下手かは技術力だけの話ではない

自分を生きる

最近復帰したサッカーで
昔よりも上手くプレーできているという瞬間が多くあります

これは不思議な話で、
技術や体力は落ちているはずなのに
昔よりも上手くなったような気にもなり
試合自体も楽しめている感覚になる

矛盾したような話です

ここで重要なのは
技術や体力は落ちている
という事実と
昔より上手いという事実が両立している
ということなのです

そんなことはあり得ない

と言ってしまえばそれまでですが
きっとそういうわけではないのです

このマジックは
どのような経緯で引き起こされているのでしょうか

今が一番うまいと感じるマジックの根源は

技術が落ちているのに
昔より上手くなったように感じる
ということが表していることは
技術や体力や知力総じて
実践的にいかに使えているかが
重要だということです

例えば
かつて無数の公式を覚えさせられていた
受験直前の学生よりも
社会人になった10年先の自分の方が
難しい問題が解ける
ということも起こり得ます。

これは偏に問題解決能力
というものが身に付いたからです

問われた問いに対して
何を応えればよいのか
何が足りていないのか
何ができれば前に進むのか

それを考える習慣があるからこそ
しっかりツールとして使いこなしている
感覚が出てくるのです

これがまさにアマチュアのスポーツの中でもあるのです

自分が与えられている役割を果たすためには
何をしなければいけないのか

それを考えることができるようになり
今ある技術で何をすればいいのかがわかり
技術の未熟さがあってもおつりが出るほどに
自分を上手く扱うことができるようになるのです

たとえば、
サッカーでいうならば
ドリブルの技術が無くても
相手を観察する力とか
仲間を上手く使う技術があれば
人を一人でも二人でも抜くことはできます

キーパーとの一対一が下手でも
ボールを蹴ることにだけ集中すれば
上手く点に繋げることができたりもします

技術だけあっても仕方がなく
その技術を使ってどんな結果を出したいのか
それを考えていくことが重要なのです

最後に

まったくいいことに気付けたものだ

と思っているところです

技術を身に付ければいい訳ではない
これを知っているか否かで
世界は変ってくると思います

もうひとつ言えることは
基礎力は勿論必要だということです

最低限の基礎力があったから
サッカーが楽しめているわけですから

最低限の基礎力がないと
始まらない

とはいえ、
最高にうまくなくてもいい
それでも戦える

そういうことなのです

コメント

タイトルとURLをコピーしました