【成果を実らせる②】種を見つける意義

自分を生きる




種を蒔くためには
種を見つけなくてはなりません。
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誰も気づいていない
米粒大の問題の種に気づき
いち早く課題認識することが重要なのです。

シーズとは

需要のあるもののことを
“ニーズ-needs-“と言います

それに近い言葉で
まだ必要とまではされていないけど
“ニーズ”になる可能性のあるものを
“シーズ”と言います
文字通り“seeds”であり“種”
ということです。

すなわち、
周りの人に
まだ問題認識されていない
潜在的な課題のことを
シーズというのです

このシーズを見つける能力があると
2つの面で力を発揮します。

シーズを見つける意義

仕事を生み出す力になる

顕在化していない
潜在的な問題に目を向けることができます

つまり、
まだ誰も取り組んでいなければ
気づいてもいない可能性がある
ということです。

事業創生の流れは
課題を見つけて
それを解決する方法を
ものやサービスで提供する
というのが一連の流れだと言えますが

“課題を見つける”
という段階で
シーズに目を向けられると
人より何歩も先に踏み出せますから
競争力という観点で
大きなアドバンテージが得られるのです。

計画を推進する力になる

計画のスタートは課題です。
ゴールは成果です。

学校のテストであれば
ここからここまでが出題範囲だ
と課題が明確になった上で
それを網羅できるように計画を立て
本番を迎えます。

仕事で言えば
“起こった問題に対して
どうしなければいけないか”
という”あるべき姿”を考え
そこに到達するための道筋を引くのが
計画という行為です

課題が起こってしまうと
すぐに、解決することが求められます。
これがいわゆる
緊急で重要度の大きな案件になります。
その時点で最優先事項になるので、
その瞬間に計画は破綻するのです。

ですから、
シーズの段階
すなわち潜在的な問題である内に手を打ち
事前に対処することが
非常に重要なのです。

“これが問題になりそうだ。”

を早めに認識して、
長い目線で刈り取るための計画を立てる
これができれば
緊急案件に振り回されにくい
計画立案ができるのです。

最後に

効率的に仕事を進めるためには
最短、最小限で仕事を進めることが
求められますが

それに加えて、
スタートダッシュをしておく
というのも1つの方法として
有意義だと思うのです。

すなわち、
みんなの前に平等に課題が顔を出す前に
わかる範囲で予測する努力をし、
先んじて動きだすということです。

勉強でいうなら
予習にあたります。

そう考えると
「予習復習してきてね」
という先生の言葉や
学校の指導方針というのは
基礎的で大事な概念だったのだな
と、今頃になって気づけます。

全く頭に入らなかった校長先生の話も
今ならちゃんと聞けそうです。

 

より精度の高い計画を立てるためにも
より付加価値の高い成果物を生み出すためにも
シーズに目を向ける意識が大事だと思います。

それを見つけることから始めたいです。

コメント

  1. […] 先日、 仕事で直面する課題を種に例えて ちゃんと成果を残すためには まず求められている成果が実るような種を厳選し 然るべきタイミングで蒔いておくことが重要だ という話をしました。 ←詳細はこちら […]

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