【内側か外側か】あなたをあなたたらしめるモノは何か。

自分を生きる




何を以て
その人をその人足らしめるのか

外見そのままで内面を取り換えた場合と
内面はそのままで外見だけ取り替えた場合
その両方を比較した時、
あなたはどちらを”元の人”と
認識するのでしょうか。

恐らく後者を選ぶのではないでしょうか

SNS用アカウントがあって
そのアカウントの中身が変わったが
投稿されるコンテンツは変わらない場合と
そのアカウントの中身は変わらないが
投稿されるコンテンツの内容が変わった場合
その両方を比較した時、
あなたは前者をフォローし続けるだろうと思います。

この両者を比較して感じることは、
大事なのは中身とか外見とか
そういう括り方ではなくて、
その人が何を発するのか

と言うことに着目すべきなのだ
と言うことです。

その人足らしめるアウトプットとは

人の見た目がその人足らしめる

例えば、
雑誌の表紙を飾るモデル等は
その外見そのものが
アウトプットに成ります。

僕は彼らと話したこともないし
どんな時にどう考えるか
なんて知る由もありません。

ですが、
表紙を見て
良い印象を受けることもあれば
その人が気になることもあります。

これは
人の外見そのものが
自己表現であるということです。

広告塔として活躍する人にとって
人からどう見えるか
と言うものが何よりも
その人のパーソナリティを表現するものになるのです

人の能力がその人足らしめる

例えば、
あるミュージシャンにとって
その人がリリースする楽曲が
その人の存在そのものになります。

その楽曲が
その人の分身となって
世界に伝播していくのです。

 

例えば、
ある画家にとっては
その人が書き下ろす絵画が
その人の存在そのものになります。

その絵画がその人の代わりになって
世界の人を魅了することになります。

 

例えば、
ある会社の部長にとっては
部を取りまとめることが
その人の存在意義に成ります。

役員の部下として部を組織し
一般社員の上司として組織を導く

そのスキルがあるから
部長と言う役職があるのです。

 

音楽が発信できなくなった時点で
音楽家としての人生は終わるだろうし
絵が描けなくなった時点で
画家としての人生は終わるだろうし
組織がまとめられなくなった時点で
部長と言う役職も終わるのです。

しかし、
○○としての人生が終わったからと言って
その人の人生そのものがなくなるわけではありません
これは大切な事実です。

感性がその人足らしめる

何かを良く思う
何かを愛おしく思う
何かを許せないと思う
などなど

その人だから感じる価値観が
その人を構成する一部になると思います。

 

逆説的に考えると
自分の一部を成す感性の存在に気付けます。

ある日、
美しいと思っていたものが
美しく感じなくなった

ある日
愛おしい人が
愛おしく感じられなくなった。

これって
字面だけですごく辛い状況だということが
伝わってきませんか?

自分たらしめていた物として
“感性”と言うものの存在の大きさを痛感します。

最後に

「家事さえやってくれればいいんだったら
お母さんじゃなくていいでしょ」

そんなセリフをどこかで聞いたことがある気がします。

お母さんをお母さんたら占めているのは
家事をやってくれることでも
料理の腕でも
多分やさしさでもなくて、

子供のことをよく見て
子供が望んでいることを無償でやってあげられる
子供への愛そのものなのでしょう。

夫婦関係もきっとそうで、
家事をやらないことが許せないのではなくて
自分に愛情を注いでいない行動そのものに腹が立つのでしょう。

夫婦たらしめるものがあるはずだから。
夫や妻たらしめているものが何かを
意識することが必要であると思うのです。

 

あなたをあなたたらしめているものというのは
本当に様々なのです。

様々であるからこそ
いろんな側面からの自分を客観視し、
何をすることでみんなが喜ぶのか。
みんなが自分に対して反応をするのか。
それを確かめてみると良いと思います。

何かで自己表現すること。
日常の記録を共有すること。
思ったことを発信すること。
身の回りの人に愛情を注ぐこと。

色んな方法で
自己表現方法があるはずです。

その中には、もしかしたら、
求められていないものもあるかもしれない。
ですが、それは大したことではないです。

あなたたらしめているものは
関わった人の分だけ
携わった役職の分だけ
そして感性の分だけあります。

色んなあなたがこの世には存在していますから
いろんな存在証明ができるはずなのです。

 

是非、この機会に
自分を自分たら占めている側面を
探ってみてほしいです。

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