【よさこいから学ぶ】なぜ人は熱くなれるのか

よさこいは非常に不思議な競技で
老若男女が皆同じように踊り
同じように大会に向けて
真夏の暑い時期に練習を実施します。

採点基準に
『感動点』が設けられるほど
その演舞のクオリティだけでなく
熱量が評価されます

だからこそ、
勝つためには
一人一人が文字通り
熱くならなければいけないのです。

そういった競技性が
特殊な雰囲気を醸し出すのです。

そもそも
気持ちが熱くなるということは
どういったとを指すのでしょうか。

言葉を変えれば
それは
“本気だから”
と言えるのかもしれません

『自分は本気なんだ!』
と言うことは
実は非常に難しいことで

それを隠さないでいられる
よさこいという環境が
特別なのです。

 

なぜ、本気になれるのか。

それは、
よさこい特有の
「誰でも主力になれる」
と言った側面が

他の競技やコミュニティとの
大きな違いであり
真似したいところなのかもしれません。

本気になるとは

本気になるというのは
自分のできる最大限を
捧げる行為になります

本気になることは怖いこと

本気になることって
実は怖いことです。

うまくいかなかったら、
あなたは本気でやってもダメでしたよ
っていうレッテルを貼られてしまいます。

人間は基本的に知らず知らずのうちに
8割以下で走ろうとします。

これは余白を作っておくため。

すなわち、
言い訳にできる部分を残しておくためです。

言い訳できる部分を残しておけば
失敗してもダメージは小さくなります。

勇気を出すこと

本気になるためには
そのハードルを越えなくてはいけません

現状できていないことを認めるハードル
できなかった時に言い訳できないハードル

このハードルを越えるためには
強く自分を持つか
人の力を借りるかしかありません。

多くの人が本気になるきっかけは、
誰か他の人の後押しがあるから
である可能性が高いです。

他ではなぜ熱くなれないのか

部活や会社などなど
他のコミュニティで
よさこいのように熱くなることは
難しいのかもしれません

なぜなら
“温度差”があるからです

スポ根マンガが熱い理由は
温度差がないからです。

実際はないのではなく、
“温度差”という
一つの壁を乗り越える場面があります。

そこを乗り越える過程が
一つの見所であり
名場面になります。

あなたが生きる日常で
スポ根マンガのように
熱くなる起爆剤のような人がいて
本気でぶつかり合える環境がありますか?

ベンチになるかもしれない恐怖と戦いながら
それでも努力を続けられますか?

ほとんどが難しいのです。

なぜなら
それぞれモチベーションに違いがあれば
立場の違いもあります。
そして残酷な評価があります。

これらの恐怖を超えるだけの
何か起爆剤がないことには
到底全員で熱くなるなんてことはできないのです。

よさこいではなぜ熱くなれるのか

そんな制約の中で
なぜよさこいは熱くなれるのでしょうか

それは、
よさこいは誰もが主力になれる競技だからです。

演舞を構成する一員として
自分のパートを任されますし

パレード演舞では
一人ひとりがお客さんと接触する
アクターにならなければなりません。

そして、
厳密には人数制限もなく
誰でもレギュラーなどなく
誰でも同じ舞台に上がれます。

この特殊な競技性が
失敗してもいい
というハードルを壊してくれます

それから、
この特殊性がさらなる相乗効果を生みます。

それは
境遇が全く違う仲間が
それぞれの形で努力を繰り返す過程が
見られることです。

基本的に同じ学校で
同じカリキュラムと負荷で
日常を過ごす部活と違い

それぞれが、
それぞれの人生を生きていて
それぞれの逃げて分野を持っていて
それぞれの目標を目指すのです。

このどんな境遇でも
難易度でも
平等に頑張れる
この環境が
人が“本気”になるためのハードルを
大きく下げてくれるのです。

そして、本気だからこそ熱くなれるのです。

最後に

他のコミュニティでも
よさこいと同様に熱くなるためには
まずは臆せずに本気になる必要があります

チームとして向上したいのであれば
やはり最初に越えるべき壁は温度差です

よさこいでは
一人じゃなかったので頑張れました

別のコミュニティでも
一人じゃないと思えることが大切です。

それは、あなたにとっても
あなたの仲間にとっても同様にです。

新しい壁を吹き込みたいのであれば
まずは自分の本気になるためのハードルを一段下げる
怖いものに向き合う勇気を振り絞る
これが重要になると思います。

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