【文化の起源】オタクとアイドルと日本人らしさ

日本で生きる




ふとした瞬間に考えます

韓国のアイドルは
ビジュアル、歌唱力、ダンスともに
超一流なのに対して、

日本のアイドルは
どこか足りてないなと

逆に言えば、
韓国のアイドルは
パッケージとして完成されているのに対し
日本のアイドルは
不完全さが人間らしくていい
とも言えます。

この違いはどこから来たのでしょうか。

韓国に地下アイドルはいるのか。

そもそも、
“アイドル”に対しての価値観が違うのではないか
そう考えました。

それはすなわち、
トップアイドルが手の届くところにいて
誰でもアイドルを目指せる環境のある日本と

ビルボードにチャートインするほど
世界的に人気を誇り
アイドルとは手が届かない存在である韓国

そこの差異、
つまりはアイドルの定義のような部分に
現れているのではないか
と考えました。

僕の仮説は、
韓国には地下アイドルという文化はなく
多くの夢追い人は養成所で鍛え上げられていて
一握りの人材だけが浮かび上がってきている
というものでした。

 

結論、
韓国にも地下アイドルはありました。
参考

記事を参考にすれば
韓国の地下アイドルは、
日本のアイドル文化に近い場所だと
言えそうです。

ですから、
表舞台で光を浴びている
韓流アイドルは
もはや日本のアイドルと
ジャンルが違うのだ。
その解釈が正しいと言えます。

ですから、
「韓国のアイドルは踊りがうまいよね」
みたいなコメントは
そもそもずれているのだ。
ということです。

日本のアイドル性

韓流アイドルは
世界的なスターである一方で

日本のアイドルは、
まさに日本人のためのアイドルだな
という印象を受けました。

その本質は
日本のオタク文化に通じそうです。

オタクの歴史

おたくの起源

引用元wiki
オタクは中森明夫氏が1983年に書いた
コラム”「おたく」の研究”が出所だと言います

そこでコミケに集まる同じようなビジュアルの人を総称して
“おたく”と名付けたと言います。

つまりは、
おたくはサブカル文化に根差す言葉だということです。

サブカルの起源

そもそもサブカルは
メインカルチャーと対比する言葉であるが
日本においてはメディア文化そのものを指すほど
広義な意味で使われています。

サブカルはテレビの普及で
特撮モノやアニメが広く普及されたことにより
拡散され始めました。

このサブカルが爆速的に普及したのが
コミケの登場です。

コミケは、

全ての表現者を許容し継続することを目的とした
表現の可能性を広げるための場

として誕生しています。

この場は
人が共有できなかった好きなものを
広く共有できる場として認知されることで
広く普及されたようです。

そして、前述した通り
そこに集まる同じような人を
“おたく”と呼ぶようになったということです。

アイドルとおたく

おたくの聖地秋葉原に
メイド喫茶がうまれ
そして
AKB48が誕生したことで
アイドルとおたくの融合が生まれたと言います。

そして、
好きなものを好きだという
おたくの文化がアイドルの文化に波及し
“推し”という文化が生まれたと言います。

日本のアイドル文化について

おたくが愛を捧げるのは
“ストーリーのあるもの”
ないしは
“やりこみ要素のあるもの”
であると思います。

ストーリー性のあるもの

それは、
漫画や特撮ものはもちろん
鉄道などのものに至るまで
どのようにうまれて
どこで愛され
どのように活動して
どのように幕を閉じたのか

そこまで追えるものであることが
前提条件にあると思います。

その生い立ちに触れ
感情移入することで
愛があふれるのです

やり込み要素があるもの

上記、歴史の追及のように
掘れば掘るほど詳しくなれる。

そして、
続編があるのであれば、
追い続けることで常に情報はアップデートされる。

どれだけ根気よく追いかけたかが
他人との優劣が顕著に表れます。

アイドル文化とオタク文化

経済の基本ですが
需要のある者に対して
供給されるプロダクトは形を変えます。

おたくが先に存在して
後からアイドルが
おたくに対して価値提供するようになった

そう考えれば
おたくに火が付く、
収集性や追従性の良いビジネスモデルはになるのは
当然のことだと言え、

その結果、
アイドルにとって、
歌や踊りといったスキルセットよりも
人に愛される人間性や
人の興味をひくサービス性が
重視されるようになったのは
仕方のないことだと言えそうです

最後に

繰り返しになりますが
日本のアイドル文化と
韓国のアイドル文化は別物だと言えます。

目指しているものが違うからです。

一方で
日本からスターが生まれないか
と言われればそういうわけではないです。
例えば、イチローや大谷翔平は
世界的な大スターです。

日本から、世界的な野球選手が生まれているのに対して
韓国はパフォーマンスに特化していたのだ。
そう考えることができます。

「比べるな」
という方が無理かもしれませんが
“比べない”のが正解だといえそうです。

杓子定規で比べる癖を
見直したいと思いました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました