【名経営者の言葉】乱世を生き抜くために社会人が意識しておくべき言葉

日本で生きる




【紹介する本】
リーダー・管理職のための
心を成長させる名経営者の言葉@久恒啓一

心を成長させる名経営者の言葉 @久恒啓一

この本の魅力

この本の魅力は
83人の名経営者の言葉が
その哲学とともに記載されているということです。

戦後に勃興した
多くの名だたる企業が
今の日本を支えているわけです。

最前線で戦い続けた人の言葉は身に染みるものがあります。

名経営者の言葉

勅使河原蒼風の言葉

花はいけたら花でなくなるのだ
いけたら、花は、人になるのだ

もしこの世の中に
植物が一つもなかったとしたらどうだろう。
どっちを見ても花はない。
そういう時私たちは、
何を行けるだろう。

私は、
そこに石があったら石
若しくは土があったら、
土をいけるだろう

この言葉を聞いて何を感じますか?

僕は、とてつもない衝撃を感じました。

生け花を生業とする
勅使河原蒼風にとって
花をいけるということは
自己表現の手段でしかなかったということです。

モノゴトを突き詰めていくと
そもそも自分が注力しているものが何なのか
と言う本質的なことに向き合う瞬間がくるのだ
ということを教えてくれる言葉です

桜田武@日清紡の言葉

先人の轍を求めず
求めしものを求む

歴史のあるチームで
重大な役回りを任された時
先人がやっていたように
自分も上手く立ち回ろう
とするのは間違いである
と言うことです。

それでよいのであれば
わざわざ次に託す必要など
なくなります。

やるべきことは
先人が引いたレールからそれないように進むことではなく
あなただから歩める道を進むことだ
ということです。

土光敏夫@石川島重工の言葉

会社で8時間働くのは当たり前である。
当たり前でないのは会社以外の時間を
どう過ごすかである

会社員として過ごす以上
みな似たり寄ったりの仕事をします。

その中で市場価値を生むためには
人とは違う分野で
武器を磨き上げる必要があるのです。

提示管内の業務を一生懸命やるのは
むしろ当たり前。

差別化要素を詰め込める業務外の時間であるといことです

仕事人間にささげるような
ブラックじみた言葉ではありますが
「そうだよな」と納得できる言葉でもあります

柳田誠二郎@日本航空の言葉

結局思想です。
思想が人を支配するんだ

人を突き動かすのは
その人の哲学です。

任された仕事はやりきらないと気持ち悪い
というのもその人の思想です

サービスで時間外の仕事はしない
というのも思想です。

何を正しいとし
何に違和感を感じるのかが
その人の仕事の進め方を決めます。

どのような思想を
チームメンバに植え付けられるかが
重要であるということが見えてきます。

井深大@ソニーの言葉

発明の比重は1、開発の比重は10、商品化は100

この言葉は
開発業務に勤しんだことがある人に刺さる言葉であると思います。

事業創出において重要なのは
いかに消費者のニーズに応える形で
世にソリューションを提供するかと言うことです。

そこさえしっかり練っておけば
ソリューションの作りこみの比重は
それほど大きくないということなのです。

言い方を変えれば
画期的なアイデアが思いついたとして、
それをモノとして実現するのは10倍の時間がかかるし
それを売れるようにビジネスに仕立て上げるのは
空に10倍の労力が必要になるのだ
と言うことなのです。

新井正明@住友生命保険の言葉

日毎日嫌なことばかりだけれども
これは砥石で研がれているようなもんだな

この言葉は
非常に想像しやすい言葉です。

僕は、
世の中に揉まれると
ドンドン角が取れて
キレイな丸に近づいていく
と考えていましたが

新井さんの考え方は
それとは似て非なります。

社会に揉まれ続けるからこそ
武器は磨かれより鋭利になっていく
と言うのです、

磨くという事実が変わらないのであれば
武器を磨き上げる方向に使いたいと思います

最後に

この本を読むことで
沢山の経営者の哲学に触れることができました。

形は違えど
激戦を乗り越えてきた彼らの言葉は
非常に参考に成ります。

自分の考え方と答え合わせがしたいのであれば
ぜひとも一度答え合わせをしてみてほしいです。

83人の言葉が
あなたを正解に導いてくれるはずですから。

心を成長させる名経営者の言葉 @久恒啓一

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