【再雇用】シルバー人材活用についての違和感について

自分を生きる





僕が仕事するチームで一番年長の方が
つい数日前に再雇用契約に変わったという
話を聞きました。

仕事量は全く変わらない中で
給料は激減し
会社側の人間から
一般に戻るということで
権限もなくなれば
勤務時間管理も融通きかなくなるのだ
という話を聞きました。

もちろんその方は
待遇が変わることを承知した上で
決断されているので
何の問題もないのですが
どこか違和感を感じました。

再雇用への違和感について

賃金は妥当か?

相場としてが
原色時と比べて4〜8割と言いますが。
実際これは妥当なのでしょうか

今年定年を迎えるような方や
これまで定年を迎えてきた方は
戦後から今までの日本の成長を支えてきた方で
度重なる経済危機も乗り越えてきた
経験値の大きな人材です。

また、半世紀近くの在職していれば
自部署のことは大抵わかるので
生き字引のような存在になります。

それを
若手社員程度の費用で雇うわけですから
会社としては非常に美味しいですよね。

一方で
もし自分でエージェントを雇いながら
再就職先を探せば
もっといい待遇の会社が
引き抜いてくれる可能性もあると思うのです。

なんたって
ノウハウの塊ですから。

市場価値を見極めて
もっとパワフルに使える
時代になっても良いのでは?
と思うのです

それはロイヤルティ?

人生の半分以上を費やしてきた
その企業に対して、
一種のロイヤルティ
すなわち忠誠心のようなものが
根付いているのはうなづけます

これは終身雇用の時代ならでは
なのでしょうか?

これから
働き方がどんどん変わっていきますが
それは現役世代だけではないはずです。

シルバー人材の
有効活用こそ
日本が見出すべき
突破口なのでは?
と思うのです。

定年退職はおまじない?

僕のチームの最年長の方は
定年退職前と何も環境が変わらないまま
仕事を続けています。

早めに意思の確認をしていたからかもしれませんが
それにしても
その方からノウハウを継承していこう
という意思が見えません。

“いて当たり前だ”
と思っている雰囲気です

言い換えれば
“いなきゃ困るチームのままなのだ”
とも言えます。

そんな中で、
継承していく雰囲気が無いのはいかがなものか
そう思います。

 

定年退職は
あくまで節目の年で
バトンタッチしていく
節目のタイミングであるはずです。

誰かの定年退職を
ただの通過点として
扱うのはやめたいです。

最後に

“いてくれて当たり前”

そんな雰囲気があるのは
やはり解せないです。

 “いるだけで有難い存在”は
市場価値が十分にあるので
“どこでも必要とされる存在”
だと言えます

どこでも必要とされ得る存在は
“いつまでも頼れるとは限らない”

ということを
意識しておいたほうが良い気がしました。

一方で、
多くのシニア人材自体も
自分の市場価値について
何も意識しないまま
再雇用に甘んじている気がします。

これは如何なものか。
そう思うのです。

 

シルバー人材を本気で活かそうとする
サービスがこの世にないのが
原因なのではないでしょうか?

 

そういう検討もしながら
日本らしく
日本だけの戦い方を
示していくべきなのでは。
そう思いました。

 

同時に
我々若手社員は
そういった有能な大先輩より
給料をもらっていく立場として
より一層存在感を示していかなければ
いけないと思いました。

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