適応力と言語化とアルゴリズムの関係について

自分を生きる

世界で流行る感染症は
適応力の賜物であると
言われています

例えばHIVは
古くからあるものですが
人間の文明が高度化し
性交渉が国境を越えて大っぴらに
行われるようになったこと
そしてそれを大っぴらには言いにくい
隠蔽性も相まって
驚異的な存在感を示しています

COVIDも
絶妙な致死率と潜伏期間と
強い感染力が相まって
世界的なパンデミックに成りました

ウィルスや細菌が
3週間程度で変異増殖し
適応あるいは淘汰されることで
次の世代が始まります

このとんでもない速さの適応サイクルや試行錯誤が
初めから仕組まれていたかのような
緻密な構造や仕組みシステムを生み出している
ということになります

この様な
圧倒的な適応力は
種として見れば
人類も進化しているわけですのであるのですが
個としては難しいのは当たり前のことです

それでも
現代の人間は
この100年という短い期間で
圧倒的な文明の進化を遂げました
そしてその足どりは留まることを知りません

それを可能にしているのが
言語化という行動

それから
それをさらに加速させていくのが
最適化計算を可能にするCPUの発達なのです

まず言語化についてです

頭の中でもいいし
紙を相手にしてペンで書き出してもいいのですが
考えたことを言語で構造立てて考えることができます

言語化することができるので
人はトライしたことに対して
なぜ失敗したのかとか、
なぜ成功したのかを
記憶や記録として残すことができるようになります

そして、
そのデータの積み重ねで
行動指針は最適化されていく訳です

これには
突然変異が淘汰されるのか
それとも淘汰されるのか
そのフローに近いものがあります

ですから、
もし個人としてどんどん環境にトライしていきたいのであれば
色々行動してみた上で言語化してみる
ということをしてみると良いと思うのです

次に最適化計算です

コンピュータが現れたことで
複雑な組み合わせの計算を
どれだけでも回せるようになりました

その結果
AかBかCか?
というような最適化計算を
シミュレーションできるようになりました

これは
人間が試行錯誤して言語化して
またトライしてということを
ものの数分でとてつもない数試行錯誤できるということを意味しています

種の適応淘汰のサイクルにおいて
ウィルスや細菌などが拘束に行っている適応検証を
人間はテクノロジーを通じて可能にしている
といえるのです

逆に言えば
言語化して内省して
次に活かすという思考回路を持たない人や

組み合わせの検証を
最適なツールを使わずにしている人は
文明として遅れているということになります

変化する環境の中で
強い個体として生きていくためには
日々の中でもトライアンドエラーを
幾つも起こさなくてはいけないということだと思います

そのきっかけが
手の内にあるというのが
人類の凄いところです

それを上手く活用して
環境変化に強い人材に成りたいところです

コメント

タイトルとURLをコピーしました