【自主練】”予備動作”はどこまでいっても”予備”

予備動作というのは
ある本動作の成功率を高めるための
直前の動作のことを言います。

スイングで言えばバックスイング
料理で言えば下ごしらえ
声を発するなら息を吸うこと

例に挙げたような
当たり前に行なわれている
動作が予備動作です。

予備動作が理想的であれば
本動作の成功は間違い無いでしょう

予備動作に固執する

ゴルフの練習をしていた時の出来事です

ゴルフはご存知の通り
クラブで玉を打つ競技ですから
クラブが理想的にたまに当たれば
まっすぐしっかり飛ぶわけです。

当たり前の話です。

ただ、理想的に当てることが難しいから
奥が深いスポーツであるわけです。

成功率を上げるためには
理想的な動きを再現性よく実施する必要があります

しっかり振り抜ければ
玉はしっかり飛びますから
しっかり振り抜けるように
予備動作をしっかりとりたいのです

一方で、
“玉がしっかり飛ぶ=クラブが振り抜けている”
であって
“玉がしっかり飛ぶ=予備動作が正しい”
ではないのです

極論、予備動作を意識しなくても
玉は理想的に強く打てるのです。

むしろ、予備動作を意識しすぎて
上手く力が伝わらない
ということの方が致命的なのです

予備動作の意義

呼び動作は
上でも述べたように
本来意識せずして
行っている動作だとも言えます

誰かが、
頭を使って練習している時に
初めて結果ではなくて
プロセスが重んじられたのだと思います。

脳死の練習は数で満足感を得る練習です。

例えば投げるのが上手くなりたい人が
壁の枠に向かってボールを投げるとします

脳死の人は
とにかく投げ続けます。
枠に入るか入らないか。
の、一喜一憂を繰り返します

つまり、
ボールの行き先ばかり見て
その動作をした張本人には
目もくれないような
そんなイメージです

考える人は
成功がなぜ続かないのか分析します
上手くいかなかった時と
上手く行った時の違いに着目します。

つまり
前者はとにかく結果
すなわち事後にばかり気をとられてしまいます。
一方で、
後者は結果が出る前の動作に着目するわけです。

自分の動作を分析することで初めて、
それぞれの動作が
いくつもの一連の流れから
構成されていることに気づくことができます。

そして、元をたどっていけば
動作に入る前の予備動作にたどり着くわけです。

予備動作の注意点

前述した通り
予備動作が完璧であれば
基本的に本動作は上手くいきます

予備動作が理想的であれば
成功確率はかなりアップするのです。

その一方で、
その成功イメージに引っ張られて
過度に意識するようになってしまうと
もともと予備動作だったものが
本題だったかのように感じてしまいます

そうなると、
本動作のための予備動作の前に
余計な動きや、余計な力が加わってしまい
それが影響して、

同じような予備動作を経由しているのに
到達する結果が全く違うような
そんな具合になってしまいます。

だからこそ、
予備動作はあくまで
“結果ありき”
であることを忘れてはいけません。

“それをやれば確率が上がる”
からやるだけで、
それをやることに固執してはいけないのです。

最後に

体の柔軟性や、
手先の器用さ、
左右のバランス感覚等
みんながみんな一緒であるはずがないです

物理法則上、
確実にこうなる。
っていう現象以外の

感覚的な部分は千差万別なのです。

予備動作はあくまで予備の動作
あなたがしっかり本動作を
成し遂げるための準備に過ぎないのです

分析の中心は”本動作”であるべきです。

「こうなってほしいからこうする」
そういう意思が必要なのです。

上手くいかなくなった時、
もしかしたらドツボに
はまっているかもしれません。

悩み事が、本流に沿っているのか
そこだけは見失わないようにしましょう。

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