売り手は商品を売って利益を上げる
買い手はその商品を買って価値を享受する
それでいて、
その商品は社会に必要なものである
この関係性が
“三方よしの関係”といい
ビジネスが長続きする秘訣だ
といいます。
自分が何に関わっていたとしても
この精神は忘れてはいけないのです
三方よしとは
商売に一生懸命になると
買い手の気持ちを見失いがちであるし
お客様目線になりすぎると
自分の身を削ることにもなります。
そして、
便利さや快適さ値段というところで
非常に魅力的ではあるが
環境負荷が高いために
世間から締め出されることもあります
ビジネスが続くためには
お客さんには負担が少なく
売り手として持続可能であり
世間から求められるものである
必要があるのです。
そのためにも
“売り手によし”
“買い手によし”
“世間によし”
という三方よしの考え方が
大事になってくるのです
売り手によし
当たり前ですが
ものを売って売り上げを出して
利益を出すことで
売り手は初めて目的を達成します。
売り手だけ良ければいいというのは
独禁法に触れるような
売り手が得するように手を組む行為や
詐欺まがいな商売のようなものだと
思って良いとです
そりゃダメでしょ。
って感じがしますが、
程度感の問題で
“もっと利益を出したい”
と考えた時に思いつくアイデアが
「全て健全か?」
と言われたらおそらくそうではないと思います。
働いてくれる従業員にも
消費者にも
経営陣としても
皆が得する塩梅を見つけなければいけないのです
買い手によし
お客さん目線で
良いものを作り
そして売る
当たり前のことですが、
こだわりすぎると
“買い手がよければいい”
になりすぎて
結果として売り手の首が締まります
お客さん第一だから
となんでも二つ返事で対応すると
取り返しがつかなくなってしまうことも
少なくありません。
理系職で考えると
“物理的に考えて不可能なこと”を、
「できる」といってしまうこと
これが一番良くないです。
個人の仕事に当てはめると
“できないことをできるということ”
ですから、
これは結果として
計画を破綻させかねない
ものになってしまいます。
善かれ良かれと思っていた結果
それは誰のためにもなっていない
そんな残酷な結末もあるのです。
世間によし
いわゆる
カーボンニュートラルの取り組みや
SDG’sなどが
その精神に一番近い考え方だと思います。
→カーボンニュートラルの話
この考え方は
人類の経済活動が
継続的に続いていくために
今するべきことを明確にしたものになっています。
売り手と
買い手と
それを取り巻く環境があって
どれか一つでも欠けた瞬間に
そのビジネスは破綻してしまいます
売り手がいなくなると
買い手は困りますし
買い手がいなくなれば
売り手は非常に困ります
そして、
もちろん
その両方が存在するフィールドは
必要負不可欠なのです。
何か不都合があれば
法の名の下に
締め出せてしまいます
転売ヤーがわかりやすいと思います。
欲しい人と買う人がいるので
そこだけ見れば良いが
世間から見たら、
迷惑極まりない行為だったので
ルールで禁止にしてしまいました。
そのようにして、
世間から見て”よし”でなければ
持続可能な商売は不可能だと
言えるのです。
最後に
初めて
インターンに行った時に
会社説明の中で聞いたのが
初めてだったと記憶しています。
改めて、
他業種の人と話す中で
その思想を思い出しました
そして、
今の自分の仕事に立ち返り、
開発中の商品が
その商品性を問われている理由が
“三方よしの精神”に詰まっていることに
気づきました。
お客さん本意で突き進めると
売り手の首が締まり
こちらの都合を提案すると
相手が困るのです。
当たり前のようで一番難しい話だと思います。
難しくてもその目線で考える癖をつけていきたい
そう思いました。
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