オリンピック柔道が始まり
2日が経過しました。
男女合わせて
4つの階級で試合があり
4人のメダリストが誕生しました。
その中でも
勝ちきった金メダリストの
3人の試合を観戦して感じた事を
まとめました。
それぞれの金メダルに感じた事
高藤直寿の金メダル
柔道のルールが改定され
4分間の試合時間の後が
時間無制限のゴールデンスコア方式になりました
技によるポイントか
指導による反則によるポイントで
勝負が決まります。
24日(土)に金メダルを獲得した
高藤選手は相手に3ポイントの反則を取らせ
勝利を掴みました。
「豪快ではないが
これが僕の柔道です」
そうコメントをされていました。
昨日の段階では
「どういう柔道なんだろ」
と理解できていませんでしたが
観戦を重ねていきうちに
高藤の強さを理解することができました。
指導は主に
効果的ではない攻撃
消極的な攻撃姿勢
逃げる形の防御姿勢
時間を稼ぐ姿勢
などで取られます。
延長戦では特に、
効果的な攻撃をし続けなければいけないし
時間無制限とは言うものの
膠着状態は許してもらえないという
厳しさがあります
すなわち、
心理的な駆け引きと
技術的な駆け引き
そしてそれらを合わせた戦略があって
勝ち切る事ができるという事です。
指導3点相手に取らせて
自分がしっかり勝ち切るというのは
戦略的に相手を圧倒したということであり
相手を完全に攻略したということになります。
ですから、
豪快な一本ではなくとも
堂々たる金メダルだと
私は思うのです
阿部詩の金メダル
vsブシャール戦は
非常に安心しながら観れた試合でした。
強さを感じました。
一度負けに屈した
因縁の相手だったからこそ
研究に研究を重ね
イメトレをし続けていたんだろう
そんな試合内容でした。
そして
結果として
相手に1ミリの隙も残さない
そんな圧倒的勝利だと思いました。
勝利後のコメントでは
「素晴らしい金メダリストになれるように頑張ります」
そう応えていた阿部詩選手。
金メダルを取ったら
金メダリストと呼ばれるわけです。
影響力が生まれます。
その中で、
自分が与えるであろう影響を
もうすでに意識して
より素晴らしい影響を与えていきたい
そう宣言されていたその言葉に
感動しました。
阿部一二三の金メダル
ワンチャンスをものにする
そういう柔道をすると決めていた
最後のインタビューでそう言っていた
阿部一二三選手。
準決勝から
警戒して組ませてくれないくれない相手が続く中で
引き手をつかんだだけで技をかけに行き
しっかり勝ち進んできました
決勝もその試合運び通り
引き手をつかめたその一瞬で技をかけ
勝負を決定的にしました。
彼の強さは
不完全でも
どんな状態でも
条件が揃った瞬間に
勝負を決められる
そういう圧倒的な自信と
それを実行できる能力にあるのだ
そう感じました。
辛い時間を過ごしてきたからこそ
絶対に負けられない覚悟が芽生え
課題を克服していくことで
圧倒的な強さを手に入れることができたのだろう
そう感じました。
最後に
非常に見応えのある試合ばかりで
胸が熱くなって仕方がなかったです
様々な競技を見ていく中で
確実に結果を出す彼らの姿に
強い刺激を受けました
勝ち方はいくつもあって
選ぶ戦略も人それぞれ。
そして、
勝ち方の数だけ努力がある
色んな選手の強さに触れるたびに
自分は自分が戦っていくフィールドで
どうやって自分を磨いていくべきなのだろうか
そんなことを考えてしまいます。
アスリートの姿から
自分だけが感じ取ったメッセージを
忘れないようにして
明日からの糧にしていきたいです。
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