【おすすめ最新アルバム】とりあえずCRISP YELLOW聞いてみよう

この時代、このタイミングで出来上がった
渾身の作品だという謳い文句で
本日2020/10/28にリリースされた
Half time Oldのmini Album
「CRISP YELLOW」

CRISP YELLOW (CD+DVD) [ Half time Old ]

自粛の流れで
生活が変わったのは
アーティストも含めてみんな一緒で

だからこそ
その環境で作られた歌には

僕らと同じような思いが込められているし
僕らと同じように
苦労した時間を過ごしたことが
滲み出ている

そんな作品だなと感じました。

この時代を歌ったアルバム

仲間を歌う

一曲目に収録されたmy^2は
Masaharu, Yuichiro, Masatoshi, You
の頭文字からmy my
だそうで。

すなわち、バンドを歌った歌です。

コロナ禍で
バンドに向かい合う時間ができたからこそ
完成した曲です。

ロックバンドにしか歌えない歌があり、
この音だけが心地よく響くことを
自分たちは知ってるんだ。

って声高々に歌う、清々しい曲です。

5曲目に収録される「雛の歌」は
この時代非常に苦しい思いをしている
学生目線で書かれた曲です。

たった一言僕を救ってくれた
魔法は未だに解けず絶えず
この羽根を動かしている

この歌詞が好きです。
学生という大人になる前
すなわち雛だったころ
かけてくれた言葉が
今の自分が羽ばたくための力になってくれている。

これは、
彼らが昔を振り返ったからこそ
生まれた歌詞だと思います。

“いつか必ず笑って会える日まで”

この歌詞の重みは
今の時代会えたくても会えない人が
たくさんいる、僕ら一人一人に響く言葉でもあります。

今を生きる学生に響く歌でありながら、
今会いたい人を思い返せるそんな素敵な曲です。

月の方の”朋”
すなわち
親友を思い歌った歌です。
7曲目収録”ツキノトモ”です

飲み屋で”親友”と
二人でカウンターに座りながら
語らう映像が浮かびます

でもさ僕が消えたとしても
誰かこんな僕の為に泣くのかな
人生最後の大博打だと
愛をその涙で知れるのかな

コロナで苦しいだけでなく
2020は本当にたくさんの悲しいニュースもあって
それを思い返すと
ただでは聞けない歌詞ですが、

酒が進み、
こんな誰にも言えないような悩みも
打ち明けながら
朝まで語らうような
そんなかけがえのない時間を
思い浮かべられるような素敵な歌です。

時代を歌う

“今になって始まったものではない”
と歌った、
2局目収録の”OverEats”

“出来ることを出来る時に出来るだけやっていこうよ”
“やりたいことをやりたいことをやれるときが来るよ”
と歌った、
3曲目収録” 2020″

こんな時代だからこそ
やりたいことをやりたいよな

ってロックンロールに乗せと歌います。

自分自信を歌う

“初心な真っ白で生まれたんだからさ
僕らは少しばかり汚れるべきなのかもな”

“泣いた喚いた祈ったあの日があったこそと
どこかで僕を作った一つと胸張っていえるだろう
世界は黙って廻って今日だって夕日を落とすけど
人として生きよう
醜くも生きよう
美しくも生きよう
と思っている”

ストレートな歌詞で歌われる
4曲目収録の”達磨”
個人的にはかなり好きです。

そして、

7曲目収録の”あまのじゃく”
トリを飾るのは
自分自身を題材に
赤裸々に歌った曲です

一番ハーフらしい曲調で
一番お気に入りの曲です。

独自謎の生死感が少し恥ずかしくなって
吹きとびたくなった
でも今日は寒いし

この歌詞なんて可愛くて仕方ないです。
呆れるよね?
なんて自暴自棄になる瞬間もありながら

嗚呼、人生、変わる僕らしさ、
知識に経験、
そして心の場所
移ろい輝くために
今日もどこかで僕は生きていく

この最後の歌詞こそまさに
このご時世に自分自身に向き合ったからこそ
出てきた新たな決意のような歌詞です

一曲目my^2の歌詞で
ロックバンドくらいしか
この下品な言葉は馴染まないもんだな

なんて歌ってますが、
ロックバンドだからこそ、
情けなさも
覚悟も
愛も、
日常も
全部丸ごと歌えてしまえているわけで
そんな全てが詰まったこの曲が
僕はとにかく好きなのです。笑

最後に

コロナ禍なんて言いながら
みんなそれぞれ辛い時間を過ごしています。

正直アーティストにとっては
制作活動に時間を使えるし
恵まれた時間なんじゃ?

なんて思ってましたが
確かにそれも間違いではないですけど

それでも、
心のどこかで
ファンを仲間を世界を思い
ロックに乗せるしかねえと
扮装してくれていたんだな。

上から目線ですが
そんなことを思いました。

彼らの、答えはこのアルバムにあると
言えそうです。

またライブに行きたいものです。

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