【衣食足りて栄辱を知る】事業開拓の着眼点について

自分を生きる




新しく何かビジネスを考える際に
“クレームが収集しやすい”
という環境は長い目で見て
プラスになるかもしれません。

顧客の声を反映した
高回転の開発がこれからの時代の
トレンドになりそうです。

“衣食足りて栄辱を知る”とは

“衣食足りて栄辱を知る”
という、故事があります。

食料が足りることで
人々は礼節を知り
衣食住が満ち足りることで
栄誉と恥辱を知る。
兵力を育てる前に
生活の質を高めることで
国力を底上げしましょう。

という管仲の言葉から来ている
古事成語です。

“衣食足りて栄辱を知る”から学ぶ

この古事成語の物語を
現代版に置き換えて
事業戦略について考える事ができると思います。

例えばスマホを例にとると、
スマホの普及により
サービスが充実しました

サービスが充実することで
より不便なことに対して敏感な
時代になりました。

特に口コミやレビューで
簡単にユーザーの意見を
集約することができるようになることで
開発への反映がしやすくなり、
その高まる要求水準に合わせた
新しいサービスを提供できるようになる。

今の情報社会は
このようなサイクルが高速に回っているため
競争は激化しているのです。

すなわち、
ユーザーに一段階上のサービスを提供し
価値観を押し上げるような事ができれば
その市場はユーザーとともに育成されていき
ひいては事業成功へと繋がっていくのです

ここからわかるように
新しい事業を生み出す事の前に
ユーザー価値観の向上に取り組む事で
より良質なレビューを受け取れるようになり
結果として事業成長への足がかりとする事ができるのです。

最後に

情報社会における
ソフト開発については
このような開発が可能です。

また、
B to C形態の事業であれば
これまた情報集約が容易です。

サービス産業も
反映しやすい業態です。

一方で、
BtoBでかつ
開発リードタイムの長い
ハード設計の場合
難しくなります。

レビューを受け取りづらく
反映するために時間を費やせる環境がないと
客観的に物事を見て
判断することが難しくなるので
声が届きにくくなり、
必要の無い機能追及に
労力を割いてしますのです。

ですが、
いかに難しい環境だといえど
“開発に顧客の声を反映させるべきだ”
ということには間違い無いので
環境改善が大切になってきます。

 

また、

 

・見る目が肥えてくる。
・求める質が上がってくる。

 

この現象はどんなコミュニティーでも起こりえます。
“自分たちらしさ”という言葉に甘えて、
そこから目をそらすと、
取り返しのつかないことになります。

あくまで、全てはユーザーや
お客さんのためにあるのです。

ユーザーやお客さんと
二人三脚で品質向上に
努めていきたいところです。

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