【時間を食わせる】サービスを育てる方法

自分を生きる




  

サービスを”人”に例えるならば、
“彼らが得る報酬は人の時間だ”
と言えます

いかに人の生活の代わりになれるか
いかに人を画面の前に留められるか
いかに忘れられない様にするか

それが彼らが目指すべき場所だと言えそうです。

サービスを育てる方法

人に変わる形にする

あらゆるサービスは
人の欲するところを埋めてくれます

今まで自分でやっていたことを
代わりにやってくれるものが現れた時
それに”存在意義”が生まれます。

 

家の中には多くの家電があって
それらは人がやるべきだったことを
代わりにやってくれています。

スマホの中のアプリは、
人の移動を代行してくれたり、
人が調べる手間を省いてくれたり、
人とのつながりを提供してくれたり、
様々な方法で人の代わりに動いてくれます

そうやって
定位置を見出したものは
広く長く使われるのです

人を留められる形にする

テレビやスマホは
人をその前に釘付けにしている時間
その役目を果たします

テレビやスマホから
発信されるコンテンツは
その枠を取り合います。

どれだけ、
魅力的なものを作り出し、
1秒でも長く留めるか

その時間がそのものの価値になります

忘れられない形にする

人に使われなくなって
忘れ去られた瞬間に
実質的な死を迎えます。

人はいつ死ぬか
それは、
人に忘れ去られた時だ

そんな言葉もありますが
人に限らず、
それはいろんなものに当てはまりそうです。

 

よくある話が
ウォークマンという
音楽プレーヤー

スマホに音楽全部入れて持ち運べる時代ですし
そもそも入れることも必要なくなった時代ですから
見る影もありません。

ビデオテープも
いつのことやらといった感じです。

 

ものは需要がなくなれば
新たに作られることなく
今あるものは壊れ本格的に
跡形もなくなくなります

 

一方で、
ウェブアプリなどは
ネット上に生み出したものは
消えずに残り続けることもあります。

ただ、
見る人も使う人もいなくなれば
化石のように地下深くに埋もれていき
ついには人目に触れることはなくなります

 

そうならないように
更新をして
手入れをして
今必要とされる形に治すこと

そこに人が介在していることを示すこと
これが重要だと思います。

最後に

“人間がサービスを使ってあげている”
うちは良いのですが、
いつしか、
“サービスに時間を食われるようになってきている”
そんな気がします。

より良いサービスは
より多くの報酬を手に入れるために
より多くの手段を使って利用者を増やし
より多くの時間を貪ります。

知らず知らずに
人生を食いつぶされるのは
避けたいものです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました