【革命を歌う】革命@黒木渚

【紹介する曲】革命@黒木渚

革命をタイトルに掲げます。

スラム街で旗を真っ黒に汚れながら
旗を掲げ叫ぶ少年の姿が浮かんでくるような

そんな情熱的な曲です。

パワフルでありながら
どこか儚さを感じます。

革命という、
誰かが勝てば
誰かが負けるという
現象の両面を宿した
趣がある曲です。

革命とは

■被支配階級が支配階級を打倒して権力を握ること

■物事が急激に発展・変革すること

前者の方が
言葉に荒々しさを感じますが
実情はそんなこともなく
後者の革命でも
もちろん多くの常識が覆り
誰かが勝利を手にして
誰かが涙を流すことになります。

この曲が指す革命は
おそらく前者の
且つ被支配者が
自らを奮い立たせて
自分の手で勝ちとりに行こうという
強い決意を歌った曲です

パワフルな歌詞を味わう

最後の最後にロザリオに
奇跡など望んでしまえば
最後の最後に諦めた
自分の罪を知る

「後は神頼みだ」
人事を尽くして天命を待つという言葉がありますが

革命はまさにその逆の意味を持つわけです。

革命は
“天命を革める(あらためる)”
ことを言うのです。
自ら、天命を勝ち取りにいくこと
それが革命だとするならば
革命を起こしに行く人間がとるべき行動は
最後の最後まで
神頼みではないのです。

痛みがわかるというなら
トドメをさす気でゆかねば
戸惑いは切り捨てよ

革命は
誰かの涙の上に
もっと言えば
誰かの屍の上に
成功を勝ち取ること。

被支配者である実情があり、
多くの痛みを知るものであるからこそ

革命を起こして勝ちに行く
その決断をしたのであれば
情けはいらないということです。

戸惑っていないで
トドメを刺すつもりで
自らの手で結末を引き寄せろと
歌います。

散るとしても 生き急ぐ
追い風よ もっと吹け

花が咲いては散るように
終わりは平等に死ぬことだけです。

風が吹けば花弁を吹き飛ばしてしまうように
人生にも強く風が吹きます。

その風が追い風だろうが
向かい風だろうが
咲かせた花に吹きかかることは否めません

追い風の場合
気持ちよく背中を押されながら
強く歩めるような気がしてしまう。

ただし風が強く吹けば吹くほど
人生の終焉が近づくことも否めないはず

それでも
自ら掴みに行くことを決めた人には愚問で
それがただの生き急ぎだと言われようが
関係なく追い風を待つのみだということです。

右目には冒険が宿り
左目は未来を見る
剣を振りかざし
百年戦争だって気高く生きよ

右手には情熱を掲げ
左手で君の手を引く
剣を振りかざし
百年戦争だって気高く生きよ

気高く生きよ

しっかり目標を見定めながら
今を見据えて
危険承知で一歩を踏み出す

無謀だと言われるようが
自分で見つめた未来を生きる

強く歩むという決断とその情熱を原動力に
君の手を引いて生きる

革命というタイトルに見合った
気高き曲だなあと感じました。

最後に

昔いい曲だなと思ったのを境に
あまり聞いてこなかったのですが
たまたま最近有線で聞いて
懐かしさがこみ上げてくると同時に
いい曲は形として世に残るのだなと思いました。

革命という
エネルギッジュで残酷な側面を切り取った
この曲が非常に魅力的だと思いました。

パワーをもらえる曲です。
ぜひ聞いてみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました