【優しさ】竜とそばかすの姫を見た感想

音楽と生きる




本日”竜とそばかすの姫”を見てきました
映画館で見るべき映画だと思いました。
簡単に感想を書いていこうと思います。

竜とそばかすの姫を見た感想

優しい作品

どのような作品を”優しい”と表現するのか
その正しさは非常に曖昧ですので
人によってはそう感じないかもしれませんが
僕は”優しさ”を強く感じました。

なぜそう感じたかは
ストーリーに強く絡んでくるので
ネタバレになる可能性が高く
詳しくは触れられません。

僕が強くそう感じたのは
“人を見守る”
“人を応援する”
という行為が根底にあったからです。

何かに向けて頑張っている第三者を
直接的に指導するわけではなく
フォロワーとして応援する。

本当に必要とされたその瞬間は
惜しみなくその力を貸してあげられる。

そういった人を想う気持ちが
伝わってくる”優しい”お話でした。

ネット社会を凝縮した話

サマーウォーズの
オズの世界のその先だ
ということで、
自分を憑依させるような
アバターを所有し、
現実世界とは別に
仮想現実の世界を舞台にして
物語は進行していきます。

ネットワークの世界ですから、
常時何億という人がアクセス可能で
全ての人が匿名という名の仮面をかぶって
活動しています。

そして、
それぞれが思う”正しさ”を
押し付け合います。

現代社会に見られる危険性はより具体的に
それでいて誇張して表現されています。

これからさらに強く繋がっていく
ネット世界の中で
どのように生きていくのが正解か

考えさせられます。

音楽の可能性

この映画の欠かせない軸は
歌姫の存在です。

音楽は一瞬で
人の心をつかみ
人を夢中にさせます。

言葉では伝わらないことが
音楽ではスムーズに入ってきたりします。

音楽というのが
人を同じ仲間としてつなぎとめる
最後の要になるのではないか

そんな思いが確信になった気がしました。

最後に

この作品の掴みは
“無名の匿名の歌姫が世界を虜にする”
というところから始まります

すなわち、
主人公の声色が
何よりも大切になる
そんな作品と言えます

実際に、
主人公の鈴の声を演じるのが
中村佳穂という
シンガーソングライターです

失礼な話ですが
全く存じ上げていませんでした。

ただ、
こんなにフィットした歌声は
きっと他にいなかったのだろう。
そう思うほどに、
情緒的で素敵な歌声でした。

映画館で
外観を遮断して、
その音楽に包まれるというのは
かなり幸福な時間だと言えます

ぜひ、映画館で見て欲しいです。

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