毎日順調に前進できるわけでもなくて
必ず小さな挫折に遭遇することになります。
そんな時に立ち返る場所があると、
挫折そのものが本質的に
小さいものであると気づけます。
乗り越えて次に進むべきか
それとも、ここまでで止めておくのか
続けるのか辞めるのか
そんな大きな決断を迫るような挫折が
毎日のように訪れるはずもなく
挫折しては
自信喪失して
凹んでしまうような
一喜一憂の
憂の方のような
そんな気持ち的な障害は
日常のその辺にあって
むしろそっちの方が
格段に遭遇確率高いです
だからこそ、
そういった
小さな挫折に対しては
一喜一憂する間もなく、
簡単な方法で対処できるように
なっておきたいのです
基礎に立ち返るということ
基礎はいわゆる土台のことです。
構造物を地面にしっかり固定して
安全に支える機能を持ちます。
それが高じて、
いろいろなアクションを
成立させるために必要な
大元の部分を意味するわけです。
数学の場合
例えば因数分解や
展開など
中学生で初めて習う
数学の知識は
わけわからないものばかり
だったはずです。
“×”の記号が
省略されていたり
新しい計算のルールが
あったりしました。
ルールさえわかればただの掛け算です
数学の場合は一番根底には
一番簡単な四則演算があります。
ただの掛け算だと思えばなんてことはない
恐れるに足らないただの
計算でしかなくなります。
スポーツの場合
体を動かすこと、
すなわちスポーツの基礎は
体を保持することと
体を自在に動かすこと
そんなところじゃないでしょうか
スポーツでうまくいかない時は
止めておきたい部分が
動いてしまっていたり、
スムーズに体が動いていなかったり
元を正せば全て
体の”動と”静”
そこにたどり着きます。
各競技において基本的な
体の動かし方があります
ゴルフで言えば、
クラブを正しく大きく振ることで
サッカーで言えば
足を自然に大きく振ることです。
初心者は
カーブをかけたりとか、
強く打ったりとか
そういうところに上手さや
かっこよさを感じますが
実は基本はそこではないことに
気づきます。
やればやるほど
そんなことではないと痛感します。
基礎を確認する術を身につける
フレームワークという言葉があります。
枠に当てはめて考えるということです。
算数でいえば
“道のり=速さ×時間”
とかそいういうもので
公式みたいなものです。
無意識のうちに
使える公式のようなものを
持っておくことが重要です。
スポーツで言えば
素振りだったりします。
公式が無限にあるように
素振りにもいろいろ種類があります。
自分が何につまずいたから
どこに立ち返ろうか。
そういった考え方のもとで
気づいたことを実践する
これが、基礎を武器にして
挫折を乗り越えるための
”公式”になるのではないでしょうか
最後に
何よりも基礎が一番大切であることに
気づけられれば
次のアクションに移せます。
全ての行動の根底には
基礎が紐付いているからです。
当たり前ですが
基礎を積み上げている時は
非常に地味な作業でしかないので
前進している感覚がまるでなく
不安になってしまいます
しかしその時間が、
この先の自分を救ってくれます。
今の自分は昔の自分がどうやって
何もできない状態から
ここまで自分を連れてきてくれたのか
そんなことを思い出せれば
毎日何とかやっていけそうです。
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