【成人式】大人とは一体なんなのか

自分を生きる




“2年生に成ったら先輩ぽくなる”とか
“3年生に成ったら入試の問題も解けるようになる”とか
“大人になったら字が上手くなる”とか

そんな幻想を抱いた経験はないでしょうか。

結果振り返ってみたら
ちゃんとそのように成長はしてきている訳ですから
確かにその通りかもしれないですが、
自動的に成長したわけではなかったです。
そこには苦しんだ自分がいました。

本日は成人の日の前日ということで
各地で成人式が開かれています

ラジオのテーマも”大人”についてだったり
今日はそんな節目を考える特別な日なのかな
とか感じます。

さて、
皆さんはどのタイミングで大人になったのでしょうか
または、まだまだ子供っぽいところがある
と感じているのでしょうか。

こんな機会なので
僕の独断と偏見ですが
いつから人は大人になるのか考えてみました

大人とは

“大人”がつく語句から
大人について考えてみます

“大人買い”から考えてみる

大人買いというのは
大人の財力を活かして
子供向けの商品を大量に購入すること
転じて
大量買いそのものをさすようになったということです

言ってしまえば、
子供にできないことができる
それが大人だと言えます。

“大人になれ”から考えてみる

良く熱くなっている時に聞く言葉です

1つのことに固執している時に使われる
「そんなに熱くなるなよ」
「諦めも肝心だろ」
と諫めるようなものいいです。

これは、
誰か一人が丸くなれば
全体が丸く収まるという状況の時に発せられます。

俗にいう忖度です。

相手の気持ちを推し量り
自分の行動に自ら反映することです

相手のことを考える余裕や
相手の望むことを予測できる経験値が
大人になるためには必要だと
言えるかもしれません。

子供とは

逆に”子供”何を以てして
子供なのでしょうか

“子供っぽい”
という言葉があります

幼稚であることを子供っぽいと言います。

幼稚と言うのは、
未熟であるということです

自分を律することができず
物や人にあたること。
思ったことをそのまま口に出すこと

自分自身を守るために
周りの人やものを傷つけてしまう人を
子供だというのかもしれません

“大人になる”とは

結論ですが、
以上の例を踏まえると、

“子供にはない能力を身に付いていること”
が大人である条件だと言えそうです。

 

便宜上そうかもしれませんが、
それだけでは納得できないところもあると思います。

 

能力と一言で言っても
経済力、体力、知力、精神力などなど
いろいろな面でそれは言えます。

ただ、すべてが十分に満ち足りている存在なんていません。

身も心も成熟しているが
自転車に乗れないほどの運動音痴の人もいると思います。
そんな人をみて”子供っぽい”とは思いません

自分より大きい人を倒せるほど
腕っぷしの強い子供もいるかもしれません。
だからと言って大人なのかと聞かれたら
違うと答える気がします。

知性は高いが
とにかく自己中心的で
人の気持ちを考えられない人もいると思います。
犯罪を平気で犯す人とかです。
その様な犯罪者をみて、
「子供か、それとも大人か」と聞かれたら
子供ではない、大人だろ。
と答える気がします。

 

実際、
大人になったとしても
“若いのに偉いね”
と言われるように、
結局先輩からは幼く見えるものです。

 

何が言いたいかと言えば、
“大人”というのは相対評価されるものだ
ということです。

見た目や実年齢という
人から見た際の物差しに当てた時に
“年相応なのか未熟なのか。”
そういう判断軸で評価される価値観です。

一方で、
自己評価できるものでもあります。

「昔はこんなことできなかったのに
今ならできる」
「昔はこんな考え方できなかったのに
今ならできる」

そんな風に思えた時に
“成長したな”
“大人になったな”
と思えると思います。

とはいえ、
「まだこんなことでカッとなってしまった。」
と自分の未熟さを恥じることもあると思います。

これは
自分自身を年齢という物差しで測った時に
理想形に到達していないからそう思うのです。
「自分自身はこの年齢だから大人なのだ」
という自負があるからこそ恥ずかしい訳です。

そう考えると、
大事なのは、
“いつから自分自身を大人だと捉えるのか”
ということになると思います。

それは義務教育を修了した時なのか
選挙権を得た時なのか
成人式を迎えた時なのか
働き始めた時なのか
一人暮らしを始めた時なのか

いろんな節目があります。

その時に、
自分がどこまで自分に求めるのか

それが結局人それぞれで異なるので
いつどのタイミングで
どのレベルに達すれば大人なのだ
とは言えないのです。

逃げたような形にはなりますが
人から見た”大人かどうか”ではなく、
“自分が定義する大人像に対して
自分がどうなのか。”
が大事なのだと思います。

最後に

少年法が改定されたり
選挙できる年齢が変わったり
法的な基準もどんどん変化していきます。

そもそも、
昔は14で元服していた訳ですから
心の成熟はもっと早いのかもしれません。

別に学が無くても一人前に働ける時代です

正解を学校が教えてくれるわけでもありません

今の時代に安定だと言われているステータスが
子供が大人になるころには崩れているかもしれません。

そもそも子供でもお金が稼げる時代です。

もはや、
子供だ大人だと比較するのが
違うのかもしれません。

“大人だ子供だ”
という括り方が雑なのです。

重ねた時間
それに伴う人生経験に
差がある時点で、
皆が平等に年を重ねるわけではないのです。

自分の得手不得手に合わせて
それらしく振舞うのが丁度良いのでは
と思いました。

自分は未熟な部分もあるが
ここでは光れる。
そう思えれば十分だと思うのです。

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