日本人はシステム化が苦手である理由

自分を生きる

日本人はシステムを描き切るのが苦手だ
と言います

システムが出来上がれば
それに見合った技術を組み上げればいいだけなので
そこは日本人の得意分野
と言えるかもしれません

逆に大きなビジョンを描き
部下を鼓舞するということも
歴史を見れば当たり前のように行われてきたことで
日本人の大和魂的なところに
その名残を感じます

日本人がシステム構築が苦手な理由

人に依存するから

システムを描くという部分
これは”鎌倉殿”でいう
義経の様な圧倒的な戦略家のみが
到達できる領域であるといえます

そんな俗人的な能力であることに加えて
人に依存してしまう性質があるため
それができる人の登場を待たないと前に進めない
というような日本人らしさも足かせになっています

リスク体制が低いから

欧米や中国は
とりあえずやってみる
という精神が強いのに対し

日本は
誰かから完璧な策が出てこないと
身動きがとれない節があります

リスクを冒すことを極端に嫌うのです

この慎重さがこの時代では命取りになるのです

リスク体制が低いルーツについて

一説では
農耕民族は貯蓄的思考を
行商民族は投資的思考を
身に付けると言います

農耕民族は
いかに安定的に収穫できるかを求めるのに対し
行商民族は
いかに高く購入してもらうかを考えます

ですから、
前者はリスクを嫌うのに対し
後者はリスクを強要するのです

農耕にルーツを持つ日本人は
いつの間にかリスク感度が高く
リスクが冒せなくなってしまった
そう言えるかもしれません

最後に

愚直に良いものを作る価値観が正義であった
モノづくりという領域で
一心不乱に夢中になれる日本人は
強さを発揮できていたのだといえます

しかし、
物を作ればよい
という時代が終わりを告げた現代において
戦略をしっかり立てて
勝ち切ることが求められます

かつてから
知将や軍師という言葉があるように
実現可能な作戦を立てるものは
強く評価されてきました

これからの時代は
より一層そのような存在が重宝されることと思います

作戦が立てられる人材になるためにも
これからは毎日作戦を立てて
それを実行することを心がけようと思います

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