【濃くなるどまつり色】どまつりはどこに向かうのか?①

どまつりはどこに向かうのでしょうか?

2020年開催の“テレどまつり”
よさこい色を薄めて
どまつり色を濃くした
印象があります。

“テレどまつり”は、

どまつり色を濃くしていくことの
背反も見え隠れさせる一方で

どまつりのあるべき姿も
見せてくれました。

今回は濃くなるどまつり色について話します。

どまつりの理念

50年構想

高知のよさこい祭りが
2003年に50年を迎えたそうです。

当時の不況で沈んでいた空気を
鳴子踊りで吹き飛ばそうと
始まった祭が今では日本各地に広がり
誰かの生き甲斐となりました。

そして、その勢いはとどまることを知らず
今もなお愛され続ける文化となっています

“どまつり”も、
まずは50年

以下に掲げる理念のもと
みんなで作る祭というものを
継続させていきたいという思いがあります。

コミュニティづくりを推進

“どまつり””ど”
“土着””土”を表しています。

その”土”というのが
いわゆる、その土地に根付く
ルーツや文化を示します。

“どまつり”
“どまつり”を通して
その”土”を掘り返すことを
推進していきたいと言います。

“土を掘り起こす”というのは

その土地についてよく知り
愛着を持って大切にしていく過程
のことで、

そのチャンスを
どまつりという形で提供し、
地域を活性化させたい

という思いがそこにはあります

人類共有の世界文化を目指す

東海圏だけでなく日本全国、
さらには世界各国までも巻き込んで
それぞれの文化を持ち寄ることで
成立するお祭りです

だからこそ、
人類共有の文化になり得ると
どまつりは考えています

全員参加型のまつりを目指す

どまつりは
“観客動員数0”をコンセプトにしています。

当初は360度ステージを採用していましたし、
一斉に同じ曲を踊る総踊りでギネスに挑戦したこともあります

とにかく、
演者だけでなく、
お客さんもサポーターも皆含めて

楽しめる祭にしたいというコンセプトが

そこにはあるわけです。

色濃くなったどまつり色

前項を読んで何かピンとくる人も
いるのではないでしょうか。

今回の“テレどまつり”
非常にこのコンセプトや理念に
近い形になっている
と言えます。

地域色を推せる

映像作品となることで
地域に根ざした現地の良さを
直接的に作品に盛り込むことができます。

その地の良さを一番伝えたい人が
一番伝えたい形で表現できるわけです。

どこからでも参加できる

もともと時間と空間の
物理的な制約があったわけですが、
もはやその壁がネット環境によって
取り払われたわけです。

世界中から参加でき、
何チームでも参加でき
そして誰でも参加できます。

“みんなで踊る”ということ

チームの垣根を超えた作品を作ることもできれば、
よさこいというもので繋がった仲間と
一緒に居れなくても、
同じ作品で共演することもできるわけです。

必ずしも地域に根をおろすことだけが
土着ではないと思っています。

そこに居れなくても
心はそこにあるような
自分のルーツがそこにあると言えるような

その場所・そのチームに
確かに自分はいたんだ

と思えることも
一種の土着である
と思います

それが共感を呼び
感動につながっているのでは

と思うわけです。

最後に

どまつり
全員参加型のお祭りですから
“どまつりのあり方”
みんなで考えて議論して
作り上げていけばいいと思います。

この企画を通して、
出た賛否をいかに聞き込み
精錬させていくかで

50年構想の成功率は
大きく変わっていきそうです

今は“どまつり”があるこの奇跡を
みんなで楽しんで
お客さんの一人であり、
作り手でもあると思うことが
やるべきことだと感じます。

まだ終わってませんが
僕自身は
“テレどまつり”
大成功の企画だと思っています。

こんなにも辛い状況下で
それぞれが思考を凝らせて
どまつりという文化を
どまつりが繋いでくれた繋がりを
絶やさないために
作品を作り上げてくれているわけです。

“どまつり”のおかげで
生まれた感動
繋がった人の輪があるわけです。

それだけで価値のあることだと思います。
こんなに辛い状況下で
作品を作り上げた演者のみなさん
本当にありがとうございました。

これから、どまつりがどのように
展開していくのか益々楽しみです。

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