【人生最大の醍醐味】”懐かしむ”ということ

“懐かしむ”ということは
人生の醍醐味だと思います。

人と語れる題材であり、
自分の人生が特別だなと
思える瞬間であり、
そして何より笑顔になれる。

“懐かしむ”ために大事なことは、

“思い出”というものを、
いつか忘れてしまったとしても
“必ず取り出せるところにしまっておく”
ということです。

“懐”とは?

“懐”のなりたち

部首は”りっしんべん”です。
心を表す部首ですね。

作りの部分はカイと読む
音符というのでしょうか。
喪中の”喪”に似ていますが
意味的にも近いようです。

“衣”が二分割されて
中に”目”が挟み込まれるような
形になっていますね。

もともと”目から垂れる涙”を
表したような象形文字らしいです。

諸説ありです。

ですから、意味的には
「別れを惜しむ」ようなイメージがあるそうです。

ですから、
”りっしんべん”と組み合わされることで、

“心から離れていくものを惜しむ。”

ということで、
“懐かしい”という字になったそうです。

“ふところ”という意味

“懐”は”ふところ”とも読みます。

“ふところ”は、
着物の胸の内側の部分を指します。

人間にとって、“ふところ”
いわゆるパーソナルスペースであり、
胸つまり心臓のある部分。
人間の急所でもあるわけです。

そういったことから、
懐に入り込むとこ、
懐が痛いとか、
懐刀とか、
いろんな使われ方をしています。

このような使われ方からも、
“自分だけの大切な部分”を指しているような印象を受けます。

“なつく”という意味

“懐く”というように“懐”が当てられています。

親近感を持つ、慣れ親しむと言った意味です。

これはパーソナルスペースって意味に近く、
こころを許すようなイメージがあります。

その他の使われ方

“懐妊”という使われ方もします。
子供を授かることを意味します。
「妊」は身ごもるという意味です。

つまり、”懐妊”自分の大切なところに
子供を授かるようなイメージになります。

懐かしむということ

懐という漢字について見ていくと、

この漢字には、

自分の大切な部分、
自分だけの部分、
というイメージが含まれていると解釈できます。

「思い出をしまっておく」と言いますね。

“懐かしい”という
漢字からもわかるように、

『懐にしまっておかなければ、
懐かしめられない』

ということになりませんか。

いろんな、言葉に派生して使われている漢字ですが、

“懐” この漢字1文字に
含まれているメッセージは

“大事な思い出は、大事なところにしまっておきなさい。”

ということだと思います。

懐かしいという感情

懐かしいと思う時って笑顔になりませんか?

どんなに嫌な思い出も
振り返ると笑えてしまいますよね。

その時に、懐かしいなって思いますよね。

いつか笑うために、
今考えていることを
大切にしなさいと
言われている気がします。

“人が死ぬのは、人に忘れられた時だ”

と、ヒルルクは言います。

忘れてしまって
二度と思い出せないものには、
もう何のチャンスも
残されていません。

どんな形にでもいいから、
大事に残しておいて、
いつか思い出して、
そして、笑える。

“懐かしい”という感情は
そんな特別な感情なんだと思った次第です。

最後に

思い出して笑えない思い出を
トラウマとか後悔とか言います。

潜在的な判断基準になっているものを
経験といいます。

感情を、感動を、思い出を、
ストックしておくことは間違いなく
大切なことだと言えます。

これを機に、写真に収める。
なんとなくツイートしてみる。
日記を助ける。

何かしてみても良いのでは?

コメント

  1. […] 以前、“懐かしむ”ということが 人間が生きていく中で 非常に大切な行動なのだ ということを書きました →”懐かしむ”ことの大切さについて […]

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